仮想的な境界線で囲まれたエリアを表します。ジオフェンス機能は、GPSによる位置情報を利用して、任意に設定したジオフェンスへの出入りを判断するシステムです。ターゲットがジオフェンスを出たり入ったり、滞在した時に、記録や通知を行います。

GNSS衛星から送信される衛星の位置や時刻などの情報を 1 台のアンテナで受信することにより、衛星から電波が発信されてから受信機に到達するまでに要した時間を測り、距離に変換します。この方法は、衛星の位置誤差や衛星からの電波が対流圏や電離層を通過するときの電波の遅れなどから、約10ｍの誤差で位置が決定されます。

GNSS（Global Navigation Satellite System）：人工衛星（測位衛星）を利用した全世界測位システム



出典：国土地理院ウェブサイト（https://www.gsi.go.jp/denshi/denshi45009.html）

スーパーマーケットのカゴ車、置き菓子サービス・配達営業・運送業者などのカート、これらは企業の大切な物流資産です。カゴ車・カートに DK-SF03Gを取り付けることで、紛失時の追跡情報が得られるので、回収作業に役立ちます。また、スタッフの勤務状況確認などにもご利用できます。

広大な敷地内にある車両やパレットを探し出すのは大変です。車両が必要な時に、所在が分からなず、お困りではありませんか？DK-SF03Gを取り付けることで、車両の位置を容易に確認することができます。

DK-SF03Gと連動したシステムのジオフェンス機能を使用すれば、車両の位置を確認できるだけでなく、指定したエリアへの出入り・滞在の履歴を確認できます。また、メール送信設定で、ジオフェンスへの出入り・滞在を知らせてくれるので、遠隔地にいても車両の移動情報を得ることができます。

2022年1～５月に東京都を除く首都圏７県でトラクターなどの盗難が、前年同期より63％減となりました（日本農業新聞 2022年6月21日より）。盗難グループの逮捕や農家の防犯意識の高まりが背景にあると見られます。しかし、最新の建設機械には盗難防止システムが標準装備されていますが、窃盗グループに電源を破壊されるケースも多く、盗難防止システムが機能停止させられることもあります。このような場合、大切な農業機械・建設機械を守る手段として、移動を追跡できることが重要となります。

DK-SF03Gを目につかない箇所へ取り付け、システムのジオフェンス機能を使用すれば、農業機械・建設機械が指定したエリア外へ出た場合、メールで通知され、移動の履歴を確認できます。