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よくあるご質問

アフターサービス

部品とメンテナンス

Q1.
修理、改造、点検のサポートはしてもらえるの?基板のような部品完成品だけ売ってもらえますか?
A1.
特小無線や業務無線は技術基準適合と違法改造防止に関する理由から、筐体を分解するレベルの自己修理や改造は厳に禁じられているため、部品販売を含む一切のサポートはご提供できません。修理やメンテナンスは無線機販売店または弊社サービスセンター(SC)で承ります。

自局で使うアマチュア無線機は修理やメンテナンス、また許可された範囲で改造をすることができます。電源機器や受信機についても法律で自己修理を規制することが無いため、リクエストがあれば回路図を公開して、販売可能な部品類は接着剤や線材のような副資材部品を除いて一定の条件のもとに販売しております。ご購入方法はこのFAQのアフターサービスの項目でご説明しています。

アンテナ、マイク、スイッチ、ボリュームなど代替部品のお問い合わせは弊社で検証していない限りお返事は致しかねます。また回路図の出図はお客様からのご要望が原則で、こちらがお客様に自己修理を強制したり、当SCがサポートしたりする意図はありません。

弊社製品の部品をご購入頂く際は、下記にご同意頂いたものとさせて頂きます。

1:当SCでは合法的に特殊な道具なしでできる、きわめて簡易、容易なものを除いて修理、点検、改造の方法をアドバイスしたりサポートしたりする事は致しておりません。実物を見ないでアドバイスすることで発生する、双方の誤解や作業ミス発生時の責任を負いかねること、製品規格から外れる改造方法などを無責任に公開することはメーカーとして致しかねる事が理由です。部品の取り付けや調整に特殊な工具や測定器が必要な場合もありますが、事前にお問い合わせが無い限り、部品注文の際に当SCよりその旨をご案内することはありません。

2:一旦ご購入頂いた部品は、当方の明らかな出荷ミスや不良以外、理由の如何を問わずご返品はお受け致しかねます。

3:どのような場合であっても、取り外せるアンテナや電池フタ、つまみのような消耗品や工具無しで交換可能な部品以外の部位に、弊社が認める修理技術員以外の手が入った製品は全ての保証の対象外となります。自己修理に失敗しての修理依頼は有償といえどもお断りしています。どのような作業をされたかわからず、弊社の修理業務に対する責任が持てないためですので、予めご了承ください。

4:修理中に起こる感電やけがのような事故にも弊社は一切の責を負いかねます。

5:完成基板や部分的な完成部品は、一般の消費者様を対象にした販売は行っておりません。基板交換レベルの故障は工賃や部品代の合計を考えると製品価格と大差なくなること、無線機はパソコンのように基板を差し替えれば動くような製品ではないこと、防水機の場合は防水性能を保証できなくなること、業務用無線機は消費者が分解すると結果的に不法無線局になることなどが理由です。但し、セパレート方式の車載機(例:DR-735、DR-DPM60…)のフロントユニット完成品は在庫の有無など条件付きですが、スペア部品としてご用意できるケースもございますので、無線機販売店にご相談ください。

6:特別な事情で基板交換修理をお受けした場合でも、破損した基板はお返しできません。管理上の問題から、基板を不用意に社外に流通させることは好ましくないためですので、ご理解ください。
Q2.
無線機の日常メンテナンスについて教えてください。
A2.
一般的なメンテナンスはパソコンなどのOA機器やデジタルカメラのような小型家電と似ています。

【電池】
無線機をお使いにならないときは、電池類は必ず本体から取り外したうえで、乾いた涼しい場所で保管してください。スイッチが切れていても待機電流で過放電状態になり、液漏れや膨れ、劣化の原因になります。乾電池の液漏れが最も起こりやすいのは空になった状態で放置することで、無線機に限らず電気製品の中で液漏れが発生すると修理ができなくなるため、絶対に空の電池を付けたまま電気製品を保管しないようご注意ください。充電池は長くても3か月に一度程度、無線機に装着して通電してください。もし減電池表示が出るまで放電していればニッケル水素電池は満充電、リチウムイオン電池は1/2程度の状態になるよう補充電してください。特に防災用備蓄など普段使いされていないときは、保存が不適切だと劣化が進み、いざというときに使えなくなります。また、コンデンサなど内部の部品も時々通電する事で性能が維持できます。

心がけて頂きたいのは、定期的に乾いた清潔な綿棒で電池が無線機や充電器と接触する部分の端子や充電器の端子金具を軽くこすって清掃することです。目には見えない埃や脂汚れを拭っておかないと、充電不良や送信時・大音量時に電源が落ちるような接触不良の原因となります。

なお、リチウムイオン電池は理想的に使っても3年程度で劣化が進みます。使い続けていると内部で故障が起こり、最悪の場合は発熱・発火します。長くても5年をめどにお買い換えください。

【ボディ】
筐体全体の手あかや汚れはひどくなるとボタンの操作の妨げになったり、内蔵マイク用の穴をふさいで通話音質の低下の原因になったりしますので、定期的な掃除を心がけてください。電気屋さんや100円ショップの電気用品コーナーなどで、小型家電清掃用濡れティッシュや静電気防止繊維の埃取りブラシ、洗剤なしで手あかを落とす特殊繊維の清掃用布やシリコンクロス、ブロワーと呼ばれる埃を吹き飛ばすゴム製清掃器具が簡単に手に入ります。これらパソコンやAV機器用清掃器具は無線機のメンテにも同じように使えます。ボディの清掃時、バッテリーパックを無線機の背中に装着するタイプでしたら、無線機の背面にある、電池端子が無線機と接触する端子部分とその周囲も綿棒などできれいに清掃してください。電池の着脱時にこのような突起物の周りに埃や汚れがたまりやすいためで、放っておくと接触不良の原因となることがあります。

ベンジンやシンナーなど強力な溶剤はプラスチック部分を溶かすなど故障に直結するので絶対にお使いにならないでください。また、パーツクリーナーのような名称で売られているスプレー式の溶剤入りクリーナーは強く噴霧されるとマイク穴やスピーカー穴から内部に溶剤が浸入して、デリケートな部品を腐食させることがありますので絶対にお使いにならないでください。

防水構造上密閉度が高い製品では、僅かな隙間に埃や油脂成分などが付着すると粘土のように固まって、例えば電池フタの開閉がしずらく感じられるようなことがあります。このようなときは電池を取り出し、電子機器・パソコン清掃用濡れティッシュで開口部とフタの周囲の汚れをきれいにぬぐったあと(ティッシュが水分が多く含んでいるときはしっかり絞ってからお使いください)、湿った箇所を乾いたティッシュなどで拭き取って、よく乾かしてから電池を戻してください。

ソフトケースを使えば無線機への水分浸入、落下の衝撃などからの保護に有効なだけでなく、掃除の手間もずいぶんと軽減できます。工場のような金属製の粉塵が存在する環境ではスピーカーの強力なマグネットに微細な鉄粉が吸い寄せられて起こる音質低下や歪みを、厨房などでは油煙が無線機の樹脂類に付着して起こす腐食劣化(ケースの割れやひびの原因)を軽減する効果もあります。

ソフトケースの透明窓が白く曇った場合は、消毒液のようなエタノール類を少量ティッシュに付けて拭くときれいになることがあります。これは劣化ではなく、透明素材の保護剤が白化した場合に起こります。

【劣化について】
イヤホンマイク等に使われているスポンジやケーブルの被膜は、空気中の水分や汗、紫外線などの影響でぼろぼろになります。使用環境や頻度などによってそのタイミングは大きく変わるため目安は設けておりませんが、避けることはできません。ゴムについても表面に白い粉が吹いたように見えたり、プラスチックでは割れるような劣化も起こりえます。そのメカニズムは例えば「プラスチック 劣化 原因」のようなキーワードでネット検索すれば詳しく知ることができます。イヤホンマイク類のケーブルは汗で侵されて硬化、ひび割れしやすいものです。汗で濡れたときは、すぐにハンカチなどで水分を拭き取るよう心掛けると長持ちします。保管は風通しが良い、日光や電灯の光が直接当たらない場所が最適です。ご購入時に保証書が付かないアクセサリー類では、購入後すぐの初期不良で無い限り、スポンジ、ミミカケなどのプラスチック、イヤピースなどのゴム、マイクケーブルといったアクセサリーの部品で劣化が起こった場合、交換が可能な物は有償での販売とさせて頂いておりますのでご理解ください。
Q3.
付属品のスペアや、オプションのアクセサリーを注文したいです。
A3.
これらは部品ではなく商品ですから、サービスセンターでは販売していません。販売店でお求めください。品番はお問い合わせいただくか、このWebサイトの取扱製品欄でお使いの無線機の個別紹介ページにあるオプション欄をご覧ください。2010年以降は生産終了品も掲載しています。
品番が分かれば、例えばEDC-**、EBP-**、EME-**** アルインコ、のようにインターネット検索すれば在庫をお持ちの販売店がたくさんヒットしますが、通販でお求めの場合も、この販売店リストに掲載されている正規代理店をご利用になることをお勧めします。

イヤホンマイクのスポンジやゴム、電池フタのスペアなど消耗品は弊社電子事業部の直販サイトアルインコ インカムショップでもお求めいただけます。
Q4.
どうして特小無線機や業務無線機の部品は販売していないのですか?
A4.
特定小電力機器は「総務省令 無線設備規則 第49条の14」及び「郵政省告示平成元年第 49 号」により筐体の構造が定められています。
「筐体(無線設備規則・第 49 条の14)(郵政省告示・平成元年第 49 号)無線設備は一の筐体に収められており(集中基地局等に使用する空中線共用器も含む。)、かつ、空中線端子を備えず、容易に開けることができないこと。」

このため、特小無線機のボディを止めるネジは通常のプラスネジではない、特殊形状のものを使っています。

一般のユーザーが特定小電力機器の分解をすることはこの条項に違反して、工事設計認証または技術基準適合の効力を失う行為になります。工事設計認証または技術基準適合の効力を失った機器を使用することは結果として不法無線局の開設に該当し、電波法第110条により罰せられます。

従って、弊社では特定小電力無線機本体の分解が必要な補修部品の提供は一切行って居りません。他の業務用無線機についても技術基準適合品ですから、同様の配慮をしています。

アマチュア無線機は、同じ技適対象品であっても、保証認定を受けるなど規定はあるものの、法の許す範囲でユーザーによる修理や改造が認められている製品ですので内部部品でも一定の条件のもとに販売をしています。
Q5.
イヤホンのスポンジのような消耗品や無線機・電源の修理用部品はどこで買えますか?
A5.
【 ご注意 】特定小電力無線、簡易無線、デジタル小電力コミュニティ無線、データモジュールなど資格不要の無線機器は技術基準適合上の理由から、分解しないで交換できるもの(例:本体から外れるタイプの電池フタやツマミなど)を除き、販売できません。内蔵電池などの部品の交換は、弊社サービスセンターが修理として対応させていただきますので予めご了承ください。

アマチュア無線機、電源、受信機、アクセサリー関連部品は基本的に販売が可能ですが、手作業では交換できない、プログラムが必要、など特殊な部品は販売をお断りすることがあります。また、購入した部品を使っての修理は全て自己責任で、弊社がサポートすることはできません。

ご購入については、お近くの無線機販売店にご相談ください。販売店が無い場合は弊社電子事業部の直販サイトアルインコ インカムショップのご利用をお勧めします。特小無線機を含むベルトクリップ、イヤホンマイクのスポンジや耳ゴムなどのスペアを販売しています。また、販売が可能な修理用補修部品の特別注文も承っています。

【アルインコインカムショップの部品特別注文に関するご注意】
1:イヤホンマイクのアクセサリーやベルトクリップはカード、コンビニ払い他各種のお支払方法がお選び頂けますが、特注される部品に関しては銀行振り込みと代引きの2つからしかお選びいただけません。銀行振り込みの場合は振込手数料はお客様のご負担となります。
2:弊社の責に掛かる明らかな部品不良や誤出荷を除き、一度ご注文頂いた特注部品は理由の如何に関わらず返品や交換はお受けできません。
3:特注部品の最低売価は110円(税込)です。標準価格55円のツマミ1個でも110円となってしまうので、このようなときはスペアも併せてご注文いただく方がお得です。
4:例えば電池フタのようにカラーバリエーションがある、20W機と50W機では違う電気部品が使われている、などの理由で機種名が正確でないとすぐにお返事ができない場合や誤解が生じることがあります。必ずDJ-P***B(又はDJ-P***の黒)、DR-***D(又はDR-***の20Wタイプ)のようにご連絡ください。部品に関してご不明な点があれば、後述のサービスセンターに、事前にご相談ください。
5:電子メールでの連絡になるため、メールアドレスの書き間違い、セキュリティシステムのフィルターなどからお互いに連絡が取れなくなることがあります。お送りいただいたメールに対する返事が営業日2日程度経過しても返事が無い場合は、インカムショップのお問い合わせ電話にご連絡ください。

【ご注文方法】
インカムショップの「補修用スペアパーツ商品一覧」から、お探しのスペアパーツを選択してください。個別のご注文ページに移ります。

アルインコのアマチュア無線機、受信機、電源の部品など、一覧に無いパーツをご希望の場合は同じページの上部にある補修用スペアパーツ発注専用フォームから、お探しの部品名と個数をご連絡ください。折り返し、担当者から在庫の有無(又は販売の可否)、販売価格と注文の流れをご連絡します。インカムショップの注文ページへの入力は不要です。受注確定後、入金確認時と部品発送時にご案内のEメールをお送りします。

【部品に関するサポート】
「機種名が分からない、この部品は何と呼べばいいの?メールでは説明しにくい!」というときは、ご注文の前にアルインコ電子サービスセンターのフリーダイヤルにご相談ください。但し、サービスセンターでは直接部品の注文を承ることはできません。
アルインコ株式会社電子事業部サービスセンター:フリーダイヤル 0120-464-007
AM10:00~PM17:00(12:00~13:00、土・日・祝日を除く)

【販売価格】
部品代実費、発送手数料(全国一律/ゆうパケットで送れるものは400円、大きいものは宅配便1,000円,代引きを指定された場合は代引き宅配便1,200円)、及びそれらの合計に対する消費税です。

【梱包】
環境と資源に配慮し、特注部品の梱包箱にはリサイクルしたものを使うことがあります。予めご了承ください。