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よくあるご質問

ワイドバンドレシーバー

故障かなと思ったら?

Q1.
空線キャンセルが上手く動きません。DCSが正しく動かないことがあるようです。地下鉄の長波が受信できません。盗聴発見機能でスキャンが止まりますが盗聴器は仕掛けられていないようです・・・なぜ?
A1.
生産終了機種も含めたFAQです

ワイドバンドレシーバーは、大変広い範囲の周波数を色々なモードで快適に受信できるよう、多彩な機能を搭載しています。しかし、これらの機能は無線機の性能以外に受信する信号の強度や特徴など様々な要因から、動作しないことがあります。

*空線キャンセラーは信号のトーン、電界強度などによって動作をしなかったり、キャンセル動作が外れやすくなったりします。アナログのJR鉄道無線は比較的キャンセル動作がさせやすく安定するので、それで動くようなら無線機自体の故障の可能性は低いと考えられます。CTCSSやDCSも送信に使われているトランシーバーの波形、Fズレなどによって動作しなかったり安定しないことがあります。特に最新の受信機はこれらを判定する部品の精度が上がり、送信側が少しズレると正しく判定できないことが起こりがちです。

*地下鉄で使われている長波は信号が弱く、電車の車体も電波を遮蔽するので窓際に寄らないと電波を拾いにくいことがあります。又、長波の帯域はハンディ受信機の回路から出るノイズの影響を受けやすく、自己妨害が起きることもあります。

*盗聴発見機能もノイズなどに影響を受けて誤動作することがしばしばあります。レシーバーが見つけることが出来るタイプの音声盗聴器であればスキャンが止まった周波数で必ず盗聴器が実際に拾っている音声を聞くことができます。聞こえてこなければ受信機で復調できない信号か、誤動作です。
Q2.
充電が始まらなくなりました、電源ボタンが効かず起動しません、液晶画面が点滅します、充電タイマーが正しく動かなくなりました・・・故障ですか?
A2.
USBアダプターを使わない、DJ-X3/X8/X11/X81レシーバー共通です。
久しぶりに使っての充電時や、電池が減って自然に液晶画面が消えていた後に上記の異常が生じた時は、内蔵CPUの誤動作の可能性があります。以下の操作で再起動してください。

【操作】
1:電池を受信機から取り外します。充電用ACアダプターも外し、全ての電源供給を止めます。
2:内部の部品に溜まった電気を放電させるため、そのまま30秒ほどお待ちください。
※充電スタンドとバッテリーパック式の電池をお使いなら、この間に受信機、バッテリーパック、充電スタンドがそれぞれ接触する金属端子を乾いた清潔な綿棒で拭って清掃してください。
3:電池は外したまま、付属品の充電用ACアダプターのプラグを受信機側面のDC電源端子に接続して通電します。
4:前回の終了状態によっては何もしなくても電源が入ることがあります。電源が入らないときは電源ボタンを押します。いずれも起動できたら一旦電源を切ります。
5:電源が切れた状態で充電池を装着し、電源をオンにしたあと、充電操作をして、正しく充電動作が始まることをご確認ください。(充電が始まらない場合は、充電や充電時間に関する設定項目がないか、説明書でご確認ください。)

起動できないときや、パートリセットをしても異常が改善しない場合は、サービスセンターにご相談ください。

【参考】
・ 減電状態の時にソフト上の処理で強制終了をさせず、少しでも長く受信できるように設計したため、電池電圧が必要値よりも下がった時にマイコンがフリーズした状態で停止するリスクが増えたことに起因する現象です。従い、減電池表示が出たらタイムリーに充電したり電池交換したりすれば起こることはありません。
・ アダプターでなく、満充品の電池でも再起動させることができます。屋外で受信されるときは、スペアの新品乾電池を持っておくと安心です。
・ マイコンの誤動作自体は故障の原因になりませんが、周波数メモリーデータが消える原因になることがあります。
・ ご使用にならない時は、常に電池を取り出して保管してください。入れたまま保存すると待機電流や自然放電で電池の持ちが悪くなるほか、電池性能の劣化や液漏れの原因となります。
Q3.
放送以外に何も聞こえませんが故障でしょうか?
A3.
FMやAM放送の音声がはっきり聞こえていれば、故障の可能性はとても低いものです。

魚釣りで、道具以外に釣場の情報とそれを理解するための最低限の専門用語の知識を持っていないと獲物が釣れないのと同じで、通信の受信は目的の信号とそれに関する知識を持っていないと何も聞こえません。周波数と電波型式、チャンネルステップは通信受信に必須の情報です。インターネットで「(盗聴電波や航空などジャンル名)、周波数」のようなキーワードで検索すれば、たくさんの情報を得られます。弊社のレシーバーにはチャンネルが変わる幅のチャンネルステップや電波形式の標準的なものが自動で設定されるものと、あえてそれらをすべて手動で行う上級ユーザー向けがあります。

通信は放送と違い、通信が必要なときにしか電波を出しませんし、なるべく広い地域で聞いてもらえるように工夫する放送の設備とは反対に、「必要な通話ができる最小限度」の設備が優先されます。また、電波伝搬上の理由で、例えば航空無線であれば遠くでも聞こえるのは飛行中に使うチャンネルだけで、管制の信号を聞くためには空港の近くに行く必要があり、なおかつフライトのある時間帯に限られます(地方の空港は便数が少ないです)。短波や中波では時間や季節で通信距離が変わります(AM放送は夜になると遠くの局が聞こえることはご経験があると思います)。盗聴電波にしても、そこらじゅうに仕掛けられていて簡単に受信ができると勘違いされる方が居られますが、普通の街中ではめったに受信できるものではありませんし、携帯電話や警察・消防救急・自衛隊など公安関連もごく一部の例外を除いてデジタル化され、市販の無線機では一切聞くことができません。

「ラジオ放送は聴けるが、本当に故障していないのかな?」と気になる方は、以下をお試しください。
*意図せず設定したアッテネータやアンテナ切り替え設定などをもとに戻すため、リセットをかける。このとき、必ず説明書を読んでメモリー保護機能が有効になっていることを確認するか、パートリセットを選ぶ(保護が外れていたり、オールリセットをかけたりするとメモリーチャンネルが全て消去され、自分では復元できなくなります)
*リセットするとVFOモードで起動するので、そのままダイヤルや数字キーで131.450(MHz)に周波数を合わせる。AMモードになることを確認する。(日本では131.250MHzも使われます。チャンネルを切り替えてお試しください。)
*ボリュームレベルとスケルチレベルを調整する。
*AM10時頃からPM8時頃までの飛行機が多く飛ぶ時間帯に屋外に出て受信、「ピギャ、ピ~ギャギャ」と断続的に短いバースト音が聞こえたら無線機とアンテナは正常です。このピギャピギャ音は飛行中の民間航空機が落とす位置情報などを含んだ航空無線のデータ信号で、飛行機が飛んでいる時間なら百キロ単位で離れた場所からでも受信でき、音声より頻繁に信号が出ていることから無線機に異常がないかどうかをチェックする格好の目安になります。これが受かれば、飛んでいる飛行機のパイロットが地上に自分の位置や高度を連絡する「航空路管制」が受信できる可能性が高いです。「航空路管制 ACC 周波数」で検索、自分の受信場所に近い「**セクター」の「主要波チャンネル」をいくつかピックアップして待ち受けしてみてください。

ハード面の改善では、「アンテナ」の一言に尽きます。標準のホイップアンテナや内蔵アンテナは、なるべくいろいろなバンドを聞こえ易くするために工夫がしてありますが、通信量の少ない地方や都会のビルの谷間にお住まいなど、電波が捉えにくい場合は、屋外に立てた外部アンテナを接続するだけで大きな効果があります。高性能なホイップアンテナに代えても効果がない、とおっしゃる方がおられますが、いくら良いアンテナでも室内で使っては思うほど改善はしません。クリップ式のアンテナマウント(アンテナメーカーから各種発売されています)にそのアンテナを取り付けて、窓枠に挟んでエレメントを外に出すだけでも効果が感じられるはずです。さらにディスコーンと呼ばれる屋外設置型の広帯域受信用アンテナを条件よく設置すれば一層効果的でしょう。受信用アンテナとケーブル、設置用金具は専業メーカーからバラエティ豊かに発売されていますので、無線機販売店にご相談ください。