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よくあるご質問

電源・コンバーター・インバーター

DCDCコンバーター

Q1.
DT831Dの液晶ディスプレイ、見る角度によって見えにくかったりムラが見えたりするのはなぜですか?
A1.
この種の液晶ディスプレイには視野角度があり、全ての角度からまんべんなく見えることはありません。DCDCコンバーターに液晶ディスプレイを採用する際、使用時にどの角度から見られることが一番多いかを検討した結果「上方からメーターを見下ろす」で、これに合わせて視野角を設定しました。このため真正面からメーターをご覧になると、この角度を決定するフィルタ幕の偏光の都合により見えづらかったり表示ムラが見えたりすることがありますが、異常ではありません。少し角度を付けてご覧になれば、くっきりと見えます。生産を終了したDM331Dも角度によっては表示ムラが見えます。
Q2.
DC/DCコンバーターの取り付けで注意する点は?
A2.
DC/DCコンバーターは大きな電流を扱うものが多く、正しく使用しないと電気・安全運転の両面から大変危険です。取扱説明書にも記載していますが、ご購入前の参考になるよう、ここにも記載します。誤った設置と使用は故障や、最悪の場合発火の原因になりますが製品保証の対象外となり、損害賠償責任が発生した場合を除いて補償はできません。また故障の際の取り外しと再取り付けの費用は製品保証に含まれません。あらかじめご了承ください。

下記は実際に事故や故障が起こった事例をもとに説明しています。

※コンセントを使用した配線はお止めください。
コンバーターの端子を改造し、AC100Vで使用するようなコンセントをお使いになる方がいらっしゃいますが、絶対におやめください。コンセントはあまり大きな電気を取れない構造であるうえ、極性の差し間違えにより大変危険です。やむなくお使いになる場合は、その電流容量にご留意ください。30Aの電源でも、10Aのコンセントなら10Aを超えると容量不足になり、コンセントや車両の配線を含めた不具合、発熱、故障の原因となります。

※ ケーブル類は極性と使用電流容量に注意して、正しく配線してください。
例え接続機器の電流がコンバーターの出力より大幅に小さくても、機器側が故障するとコンバーターの最大出力電流が機器側に流れる可能性があります。このとき配線に使われるケーブルが余りに細いと発熱し、最悪の場合は発火の恐れがあります。特にケーブル類を延長されるときは説明書に記載のスペックに沿って元のケーブルより太くする、ヒューズを付ける、可燃物を配線上に置かない等の予防処置をしてください。設置・配線に不明な点があれば自動車や船舶の整備業者に工事を依頼してください。やみくもに配線すると故障のほか、事故や火災の原因になります。ボディアースは電気的にお勧めできないほか、接続機器、特に無線機類のノイズの原因もなるのでおやめください。

※ コンバーターの近くや配線上に電気を通す性質のものを置かないでください。
コンバーターの端子や配線上でショートを起こす可能性のある、金属製や水分を含んだものは絶対に設置場所の近くに置かないでください。水産物、結露する冷凍食品、洗車用具、アウトドア用品や釣具、工具など自動車や船舶に積む機会の多いものは特に注意が必要です。また、ドリンクホルダーの近くや飲み物をこぼす可能性のある場所も避けてください。

※ 設置、接続と配線は念入りに、丁寧に、確実に行ってください。
コンバーターは運転やエアバッグの邪魔にならず、通気が良く、水のかからない場所に確実に取り付けてください。コンバーターと接続機器のケーブルは圧着端子と絶縁テープを使い、確実に接続してください。接続不良は抵抗をもって発熱したり、運転中の振動でケーブルが外れたりしてショートの原因になります。また配線は誤って足などに引っ掛けることが無いよう十分注意してください。指定以外のネジを使うときは十分に安全を確認してください。長いと車両やコンバーター内部の配線や部品を壊し、短いと落下の可能性があります。

※ メンテナンスを励行してください。
設置後も定期的に出力端子のネジの緩み、配線の劣化や異常、コンバーター本体の通気、近くに燃えやすいものや金属類、水分が無いことをチェックしてください。ネジを締めなおすなどのメンテナンスをするときは、必ず本体の電源スイッチを切ってください。
Q3.
DC/DCコンバーターはDC12Vなら、どんなカー用品にも対応するの?
A3.
従来のDC/DCコンバーター(コンバーター)のメモリーバックアップ端子はバッテリー上がりを防止する意味から僅かな電流しか取り出せないようになっていました。DT-712BやDT-715Bなどがこれで、カーラジオや時計にメモリー保持用の専用線が出ていた製品向けです。無線機用にはバックアップ電流は必要なく、シンプルで設置しやすいため、今でもラインナップしています。

ですが昨今の自動車用電子機器には対応しなくなったので、ACCのオンオフと連動して、コンバーターの電源オフ時は1A、オンになるとバックアップ端子からも10~15A程度の出力が取り出せるものが主流になっています。

さらに近年のナビの機種によっては、起動や終了時の処理に、数アンペアの電流が最長で数分程度必要なものがあります。この場合、バックアップが1Aに切り替わると、ナビは処理をするための電流が足りなくなって、双方の誤動作や故障の原因となります。付け替えで不用意にバッテリーから外したり、バッテリー上がりのあとにカーナビが起動しなくなるのもこれが原因のようです。これに対応するのが最新のDT-921/931Mシリーズで、バックアップは6Aまで対応します。
※ このようなナビのバックアップ動作に起因する不具合は、電源の修理以上の責は負いかねます。尚、保証期間を終了したものは有償修理とさせていただきます。
※ 新しいナビをお求めや付け替えの際は、必ず事前にACC電源やバックアップ電源をオフにした直後の動作についてカーナビメーカーにご確認頂くようお願いいたします。弊社にカーナビなど他社製品についてお問い合わせいただいても、お答えは致しかねます。
Q4.
DC/DCコンバーターの、バックアップ用メモリー端子の使い方は?
A4.
弊社製のDC/DCコンバーターに搭載されているメモリー端子の使い方についてご説明します。(生産終了品を含みます)

DT-705B/712B/715B/830L/840Mなどバックアップ電流が低いもの
DC24Vが供給されている限り、この端子より常にDC12Vが出力されます。但し、取り出せる電流量は705B~715Bでは0.15A、840Mでは0.3A、830Lでは1Aと、バッテリー上がりを起こさせないように、ごく僅かな電流に限定されます。これはアマチュア無線機、ステレオ機器などで、メモリー登録や時計のメモリーが飛ばないようにするために専用の独立した「バックアップ・メモリー専用電源ケーブル」が出ているタイプを接続するために設けていた端子です。

ですが近年のカーステレオやカーナビなどの機器はこのケーブルが省略されACCのオンオフのみを検知しているものが殆どで、バックアップもメイン電源ケーブルと共用されるようになりました。このため、バックアップ端子にラジオやナビなどの機器を直接つながれて機器の電源を入れると容量以上の負荷が掛かり、故障の原因となりますので絶対にお止めください。また、DT830Lではコンバーターの電源がONのときは10AまでMEMORY端子から電流が取り出せますが、ACC連動機能はありません。

DT-830M/831D/920-921/930-931Mシリーズ
これらのコンバーターは「コンバーター本体の電源スイッチがオフだと1A,オンだと10A~15A」をMEMORY端子より取り出すことができます。このことを利用すれば専用の独立した「バックアップ・メモリー専用ケーブル」が出ていないタイプの標準的なカーステレオやナビなどでも、最大消費電流がそれぞれ10A、15Aの機器であれば、下記の結線をすることでバックアップを保持しながらお使いになれます。接続方法は同梱の取扱説明書をお読みください。なおDT-921/931Mはコンバーターのスイッチがオフでも常時6Aまでの電流が取り出せます。電源を切った後に内部で終了処理を行うカーナビのような製品に対応します。

全機種共通
ボディアースはノイズの問題などにつながるため、絶対にお止めください。配線には 市販の圧着端子などを使ってしっかりネジ締めをしてください。コンセント式のターミナルへの接続では、30Aは取り出すことができません。一般的なソケットでは接触抵抗が大きくなり、コンセントや配線が熱を持って変形、発煙、最悪の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますので、絶対にお止めください。この種の接続によって発生した事故に対しては一切の保証は無効とさせて頂きます。

12V側機器の接続
接続機器の12V入力ライン(+)を、電源オフの状態でコンバーターのMEMORY端子に市販の圧着端子を使ってしっかりと接続します。その他は、同梱のの説明書に従って12V車への接続と同様に行ってください。複数の機器なら、それら個々の機器の消費電流合計が10A,15Aを超えないようにしてください。

使用方法
コンバーターの電源を入れてから、車のキーを回してACCポジションにします。その後で接続機器の電源を入れます。以降は、コンバーターの電源スイッチは気にせず、キー操作でコンバーターのオンオフが自動的に操作できます。

【ご注意】
コンバーターの電流容量は、全ての端子の合計です。例えばバックアップ・メモリ ーに10A、メインの陸軍端子に30Aということではなく、シガープラグやスナップ端子なども含めて、全部の接続機器の消費電流がコンバーターの定格以下であり、なおかつ個々の端子に記載されている数値以下の機器しかその端子にはつなげません。間違った接続はソケットや配線が接触抵抗による熱を持って変形、発煙、最悪 の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますのでご注意ください。この種の接続不良によって発生した事故に対しての責は負いかねます。