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Air-Incom.Lite(エアインカムライト)
製品全般
無線機について
Q1.
法律が変わって使えなくなる無線、アルインコの製品ではどれですか?私のトランシーバーは大丈夫?
A1.
弊社製品に関しては電子事業部の各支店、サービスセンターとHPのお問い合わせフォームでご相談を承ります。但しメーカーは法律や保証業務に関する判断をする権限が無いため、内容によってはお答えの代わりに総合通信局や保証機関の連絡先をご案内させていただくことがございますので予めご理解ください。
下記のいずれかに該当する弊社製品をお使いであれば、注意が必要です。
【全数が対象になる機種/UHFアナログ簡易無線のデジタル化】
*簡易無線・小エリア無線
DJ-BU10CとDJ-BS10が全数該当します。
いずれもデジタル移行で348MHz、465/468MHzのアナログ割り当てが消滅しました。お済みでなければ速やかに廃局手続きと廃棄について無線機をお求めの商社・販売店またはお使いの機種のメーカーにご相談ください。
*パーソナル無線
ハンディ:DP-5 / DPR-6 シリーズ
モービル:DP-300 / DP-500
全数が該当します。パーソナル無線の割り当てが消滅しました。廃局届を総合通信局に提出してください。用紙は各総合通信局のHPでダウンロードできます。廃棄は小型家電製品に準じ、民間の廃品回収業者も引き取ってくれますが、再流通しないように製造番号などの銘板ラベルをはがし、電池やカバー類を外してから水に漬けるか、ハンマーやドリルで基板を壊してから廃棄される事をお勧めします。電池は地域のルールに従ってリサイクルしてください。
*デジタル&アナログ簡易無線免許局(3B DCR)アナログチャンネルを停波する改修が必要です。
DJ-BU50ADとDR-BM50ADが全数該当します。
停波のプログラミングと免許の変更(アナログchの閉局)が必要になります。「アナログCHを使わなければいいんでしょ?」は間違いです。アナログ運用はされなくても改修・免許手続きがまだ終わっていないケースがあると聞きます。「販売店が廃業した」「どの業者から購入したか分からなくなった」などお困りの場合は今すぐにお使いの無線機のメーカーにご相談ください。
【対象になる機種を含む製品】
【2005年ごろまでにお求めいただいた下記の無線機】
2005年は愛知県で万博「愛・地球博」が開催され、「クール・ビズ」が普及し始めた年です。それ以降、新品でお求めいただいた機種は該当しません。
・429/1200MHz帯 特定小電力データ通信ユニット
・特定小電力トランシーバー
・アマチュア無線機
■ 429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信ユニット
対象製品のリストはこちらです。
429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信旧技適ユニットリスト
対象製品は経過措置が終了すると使えなくなります。使えるようにする修理や改造方法はありません。
・購入されたメーカーが自社製品の中に組み込んで販売される電子部品のようなものなので、弊社では最終のユーザー様や製品名を特定することができません。弊社の通信ユニットを採用されたことがあるメーカーのご担当者様はぜひ該当品リストの品番をご確認ください。代替品など技術的な相談も承ります。尚、特定のメーカー向けに専用供給したものは既に告知を済ませています。
■ 特定小電力無線トランシーバー
特定小電力トランシーバーの技適番号はこちらでご覧になれます。
特定小電力トランシーバーの新旧技適番号リスト
※このリストは2018年8月に作成されたもので、それ以降に発売された製品はリストしていません。ここに掲載されていない弊社製特定小電力トランシーバーは全て新技適で、継続してお使いになれます。
■ アマチュア無線機
旧技適、それ以前のJARL認定機種のリストはこちらでご覧になれます。
旧スプリアスのアマチュア無線機リスト
このリストに記載のないDJ-、DR-から始まる機種は新技適です。またDR-620やDR-635のように新旧が分かれる機種はご注意ください。このリストは旧スプリアス規格機のみ掲載しています。
詳しくはこちらもご参照ください。
下記のいずれかに該当する弊社製品をお使いであれば、注意が必要です。
【全数が対象になる機種/UHFアナログ簡易無線のデジタル化】
*簡易無線・小エリア無線
DJ-BU10CとDJ-BS10が全数該当します。
いずれもデジタル移行で348MHz、465/468MHzのアナログ割り当てが消滅しました。お済みでなければ速やかに廃局手続きと廃棄について無線機をお求めの商社・販売店またはお使いの機種のメーカーにご相談ください。
*パーソナル無線
ハンディ:DP-5 / DPR-6 シリーズ
モービル:DP-300 / DP-500
全数が該当します。パーソナル無線の割り当てが消滅しました。廃局届を総合通信局に提出してください。用紙は各総合通信局のHPでダウンロードできます。廃棄は小型家電製品に準じ、民間の廃品回収業者も引き取ってくれますが、再流通しないように製造番号などの銘板ラベルをはがし、電池やカバー類を外してから水に漬けるか、ハンマーやドリルで基板を壊してから廃棄される事をお勧めします。電池は地域のルールに従ってリサイクルしてください。
*デジタル&アナログ簡易無線免許局(3B DCR)アナログチャンネルを停波する改修が必要です。
DJ-BU50ADとDR-BM50ADが全数該当します。
停波のプログラミングと免許の変更(アナログchの閉局)が必要になります。「アナログCHを使わなければいいんでしょ?」は間違いです。アナログ運用はされなくても改修・免許手続きがまだ終わっていないケースがあると聞きます。「販売店が廃業した」「どの業者から購入したか分からなくなった」などお困りの場合は今すぐにお使いの無線機のメーカーにご相談ください。
【対象になる機種を含む製品】
【2005年ごろまでにお求めいただいた下記の無線機】
2005年は愛知県で万博「愛・地球博」が開催され、「クール・ビズ」が普及し始めた年です。それ以降、新品でお求めいただいた機種は該当しません。
・429/1200MHz帯 特定小電力データ通信ユニット
・特定小電力トランシーバー
・アマチュア無線機
■ 429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信ユニット
対象製品のリストはこちらです。
429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信旧技適ユニットリスト
対象製品は経過措置が終了すると使えなくなります。使えるようにする修理や改造方法はありません。
・購入されたメーカーが自社製品の中に組み込んで販売される電子部品のようなものなので、弊社では最終のユーザー様や製品名を特定することができません。弊社の通信ユニットを採用されたことがあるメーカーのご担当者様はぜひ該当品リストの品番をご確認ください。代替品など技術的な相談も承ります。尚、特定のメーカー向けに専用供給したものは既に告知を済ませています。
■ 特定小電力無線トランシーバー
特定小電力トランシーバーの技適番号はこちらでご覧になれます。
特定小電力トランシーバーの新旧技適番号リスト
※このリストは2018年8月に作成されたもので、それ以降に発売された製品はリストしていません。ここに掲載されていない弊社製特定小電力トランシーバーは全て新技適で、継続してお使いになれます。
■ アマチュア無線機
旧技適、それ以前のJARL認定機種のリストはこちらでご覧になれます。
旧スプリアスのアマチュア無線機リスト
このリストに記載のないDJ-、DR-から始まる機種は新技適です。またDR-620やDR-635のように新旧が分かれる機種はご注意ください。このリストは旧スプリアス規格機のみ掲載しています。
詳しくはこちらもご参照ください。
Q2.
法律が変わって使えなくなる無線があると聞きました。わかりやすく教えてください。
A2.
本ページで現行品としてご紹介している無線機器はすべて、本件の対象ではありません。安心してご利用ください。
※ 生産終了品コーナーは除きます。対象製品の一部が掲載されています。
・国際的な取り決めにより2005年(平成17年)に日本でも、それまでの旧スプリアス規格で作られた無線機器は「電波環境の改善」のため、使用できなくなることになりました。トランシーバーだけでなく、コードレス電話、ワイヤレスマイク、ETCなど無線を使う機器全般が対象になります。特定小電力、パーソナル、アマチュア無線はこれに相当します。
・地上波テレビのデジタル化と同じ理由で、UHFのアナログ簡易無線は「チャンネルを増やして電波を有効利用」するためアナログからデジタルへの移行が決まりました。UHFアナログ簡易無線、小エリア無線がこれに相当します。
・取り換えの経過措置として、どちらも2022年11月末(令和4年)まではその使用が認められ、2021年に新型コロナウイルスによる経済的影響などからさらに延長されました。
*UHF簡易無線のアナログ停波の経過措置は2024年(令和6年)11月末に終了しました。
*特定小電力無線、ワイヤレスマイク、ETCなどの旧規格機種の使用停止期限は「当分の間、延長」とされていますが、使用停止の決定に変更はありません。
・特小無線などの使用停止期限についてお問い合わせをいただいても、弊社はお答えに必要な情報も権限もございません。
法改正についてご不明な点があれば、お住まいのエリアを統括する総務省総合通信局の担当部署に直接お尋ねになるか、Webサイトをご覧ください。正しく対応しないと罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象となります。
※ 生産終了品コーナーは除きます。対象製品の一部が掲載されています。
・国際的な取り決めにより2005年(平成17年)に日本でも、それまでの旧スプリアス規格で作られた無線機器は「電波環境の改善」のため、使用できなくなることになりました。トランシーバーだけでなく、コードレス電話、ワイヤレスマイク、ETCなど無線を使う機器全般が対象になります。特定小電力、パーソナル、アマチュア無線はこれに相当します。
・地上波テレビのデジタル化と同じ理由で、UHFのアナログ簡易無線は「チャンネルを増やして電波を有効利用」するためアナログからデジタルへの移行が決まりました。UHFアナログ簡易無線、小エリア無線がこれに相当します。
・取り換えの経過措置として、どちらも2022年11月末(令和4年)まではその使用が認められ、2021年に新型コロナウイルスによる経済的影響などからさらに延長されました。
*UHF簡易無線のアナログ停波の経過措置は2024年(令和6年)11月末に終了しました。
*特定小電力無線、ワイヤレスマイク、ETCなどの旧規格機種の使用停止期限は「当分の間、延長」とされていますが、使用停止の決定に変更はありません。
・特小無線などの使用停止期限についてお問い合わせをいただいても、弊社はお答えに必要な情報も権限もございません。
法改正についてご不明な点があれば、お住まいのエリアを統括する総務省総合通信局の担当部署に直接お尋ねになるか、Webサイトをご覧ください。正しく対応しないと罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象となります。
Q3.
防災連絡に使う無線機はどれが良いのですか?その運用について教えてください。
A3.
今般、かつて無く防災意識が高まっていることから、多方面より非常時連絡用の無線機選定や運用についてご相談を承ることが増えています。そのときにしばしばお話しする内容を以下に抜粋します。
【免許・資格不要】
基本は数百メートル程度の距離で通話できる特定小電力無線です。
遠くまで飛びすぎないことから混信を与え合うことが少ないので、非常時でも比較的チャンネルが確保し易く使いやすいこと、電波利用料のようなランニングコストが掛からないので備蓄時の無駄な出費が無いこと、操作がシンプルなこと、少ない乾電池で長時間の運用ができること、などが理由です。また医療機器に影響するような強い電波では無いので、病院でも使用が認められています。このため災害救護医療機器がある現場近くで使用できるのもメリットです。
屋外の使用に向くのがデジタル小電力コミュニティ無線です。
もともと野生動物の監視、徘徊や迷子の看視、要救助者の発見などを目的として考案された無線です。このため相手の位置情報が分かるGPS機能の搭載が義務付けられ、だれとでも通話できるよう、秘話機能はありません。0.5Wと出力が高く、障害物の無い平地なら2km程度通話できることもあり、多くの消防団で採用されています。GPSのおかげで通話相手の方角と距離が液晶上に表示されたり、無償のソフトを使って相手局の位置を地図上に表示したり、お互いを登録しあっておけば自分の無線機で相手局を送信させ、そのマイクで音を拾って応答が無い相手の周囲の様子を探るなど、防災連絡向きの特殊な機能も採用されています。屋内ではGPS信号が受信できないので、位置表示など一部の機能は使えなくなります。
使用申請が必要ですが、数キロ程度の通信距離をカバーするデジタル簡易無線登録局があります。
通信距離が長いだけに、遠くのユーザーと混信しやすく、チャンネルが増えたとはいえ、人口が多い地域ではいざというときに空きチャンネルが見つけにくくなる懸念があります。近くであれば1W、2Wでも通話できるので、パワーを下げてお互いに混信を減らし、電池の持ちもよくすることができます。登録局は工場やマンションのような、特小トランシーバーではカバーできない場所に向きますが、使用前に簡単な届け出が義務付けられ、使用していなくても1台当たり年間400円程度の電波利用料が発生します。医療機器の近くで使うときも電波障害を与えないよう注意が必要です。
【免許・資格必要】
免許 / 資格が必要ですが、アマチュア無線も有効です。
アマチュア無線技士資格と無線局免許が必要なアマチュア無線も、昨今の災害時への危機感から、日本アマチュア無線連盟がガイドラインを定めて非常通信のプログラムを立てており、各地域の無線クラブなどでもネットワークを構築されています。免許を持つハムであれば、そのような通信ネットワークにボランティア参加できます。昨今の法改正で、アマチュア無線を非常時の連絡ネットワークとしてさらに積極的に活用してもよくなりました。
総務省電波利用HP:アマチュア無線の社会貢献活動
日本アマチュア無線連盟:非常通信
とはいえ、非常時は免許が無くても無線機を使って誰でも通話して良いと勘違いされることがありますが、電波法上の非常通信はとても狭義なもので、非常通信を行ったら事後の届け出が義務付けられているほどです。目の前にさしせまった生命の危機があり、他に電話のような通信手段が無い限り、免許を受けた無線局(アマチュア無線、簡易業務無線免許局、タクシー無線…)を、免許人以外が、無線局の通信目的以外のために使ってはならないと定められていますのでご注意ください。
( 通話方式 )
携帯電話の普及で「無線通話はモシモシハイハイで話せる同時通話が便利」と思われる方が多いのですが、非常通信では「どうぞ、了解」式の交互通話が基本です。「多数が一度に連絡しあえる、情報をシェアできる、てきぱき用件だけ話す」が何より便利なためで、現場活動中の消防救急無線が交互通話であることが何よりの証拠です。「普段は同時通話、あるときは交互通話に切り替えて…」のように難しいことをご相談頂くことがありますが、非常時の厳しい環境の中で、使い慣れない無線機を、設定を切り替えながら運用することなどは普通の人にはまず無理な話です。
( 運用について )
運用の練習とメンテナンスが何より一番簡単にできて大切なことです。
●近隣の町内会や消防団と打ち合わせ、緊急時に「このエリアでは、町内の捜索には特小のXからXチャンネル、避難所内連絡にはXからXチャンネル、配給関係はXチャンネル、消防団と避難所との連絡は登録局のXチャンネルを使う…」のように決めて統制をとっておくと混信を防ぎ、秩序だった通話ができるようになります。合同防災訓練等の機会に、この取り決めを元に通話練習をしたり、非常無線通信の最も優れたお手本の消防士さんに話し方のコツをコーチしてもらうなどしておくのもお勧めです。なお、非常通信の練習をするときは電波法で「訓練」を通話の頭につけるよう定められています。無線を偶然聞いた人が誤解して警察や消防に連絡することが無いようにするためで、「火災発生」「救急車を呼んでください」のような具体的な内容で通話をするときは必ず「訓練、火災が発生」「訓練、救急車を~」「以上で訓練を終わります。」のように通信してください。
●町内のイベントやボランティア活動などで、平時から積極的に無線機を使い、扱い方に日頃から慣れておくことも大変重要です。またこれは無線機の定期的なチェックにもつながり、故障しにくくなります。電気製品はていねいに使い続けることが一番良いメンテナンスで、使わずにしまっておくのがいざというときに一番不具合が出やすいものです。ゴムのアンテナやイヤホンマイクのスポンジ、ケーブルなどの樹脂も定期的に風に当てておかないと湿気を吸って加水分解し、いざというとき使えなくなる可能性があります。無線機器は乾いた日の当たらない、通気の良い場所で電池を外して保管してください。
●備蓄されている充電池や乾電池は特に痛んでいることが多いものです。電池は液漏れや過放電を避けるため必ず無線機から外して保管してください。電池類は無線機から外していても自然放電するのでバッテリーパックであれば定期的に充電残量を確認してください。但し充電しっぱなしもバッテリーパックの過充電から劣化しやすくなります。時々電源を入れて減電池表示が出るまで放電させてから、再充電するのがベストです。日頃のメンテを心掛けておかないと、いざというときせっかくの無線機が役に立たなくなります。
【免許・資格不要】
基本は数百メートル程度の距離で通話できる特定小電力無線です。
遠くまで飛びすぎないことから混信を与え合うことが少ないので、非常時でも比較的チャンネルが確保し易く使いやすいこと、電波利用料のようなランニングコストが掛からないので備蓄時の無駄な出費が無いこと、操作がシンプルなこと、少ない乾電池で長時間の運用ができること、などが理由です。また医療機器に影響するような強い電波では無いので、病院でも使用が認められています。このため災害救護医療機器がある現場近くで使用できるのもメリットです。
屋外の使用に向くのがデジタル小電力コミュニティ無線です。
もともと野生動物の監視、徘徊や迷子の看視、要救助者の発見などを目的として考案された無線です。このため相手の位置情報が分かるGPS機能の搭載が義務付けられ、だれとでも通話できるよう、秘話機能はありません。0.5Wと出力が高く、障害物の無い平地なら2km程度通話できることもあり、多くの消防団で採用されています。GPSのおかげで通話相手の方角と距離が液晶上に表示されたり、無償のソフトを使って相手局の位置を地図上に表示したり、お互いを登録しあっておけば自分の無線機で相手局を送信させ、そのマイクで音を拾って応答が無い相手の周囲の様子を探るなど、防災連絡向きの特殊な機能も採用されています。屋内ではGPS信号が受信できないので、位置表示など一部の機能は使えなくなります。
使用申請が必要ですが、数キロ程度の通信距離をカバーするデジタル簡易無線登録局があります。
通信距離が長いだけに、遠くのユーザーと混信しやすく、チャンネルが増えたとはいえ、人口が多い地域ではいざというときに空きチャンネルが見つけにくくなる懸念があります。近くであれば1W、2Wでも通話できるので、パワーを下げてお互いに混信を減らし、電池の持ちもよくすることができます。登録局は工場やマンションのような、特小トランシーバーではカバーできない場所に向きますが、使用前に簡単な届け出が義務付けられ、使用していなくても1台当たり年間400円程度の電波利用料が発生します。医療機器の近くで使うときも電波障害を与えないよう注意が必要です。
【免許・資格必要】
免許 / 資格が必要ですが、アマチュア無線も有効です。
アマチュア無線技士資格と無線局免許が必要なアマチュア無線も、昨今の災害時への危機感から、日本アマチュア無線連盟がガイドラインを定めて非常通信のプログラムを立てており、各地域の無線クラブなどでもネットワークを構築されています。免許を持つハムであれば、そのような通信ネットワークにボランティア参加できます。昨今の法改正で、アマチュア無線を非常時の連絡ネットワークとしてさらに積極的に活用してもよくなりました。
総務省電波利用HP:アマチュア無線の社会貢献活動
日本アマチュア無線連盟:非常通信
とはいえ、非常時は免許が無くても無線機を使って誰でも通話して良いと勘違いされることがありますが、電波法上の非常通信はとても狭義なもので、非常通信を行ったら事後の届け出が義務付けられているほどです。目の前にさしせまった生命の危機があり、他に電話のような通信手段が無い限り、免許を受けた無線局(アマチュア無線、簡易業務無線免許局、タクシー無線…)を、免許人以外が、無線局の通信目的以外のために使ってはならないと定められていますのでご注意ください。
( 通話方式 )
携帯電話の普及で「無線通話はモシモシハイハイで話せる同時通話が便利」と思われる方が多いのですが、非常通信では「どうぞ、了解」式の交互通話が基本です。「多数が一度に連絡しあえる、情報をシェアできる、てきぱき用件だけ話す」が何より便利なためで、現場活動中の消防救急無線が交互通話であることが何よりの証拠です。「普段は同時通話、あるときは交互通話に切り替えて…」のように難しいことをご相談頂くことがありますが、非常時の厳しい環境の中で、使い慣れない無線機を、設定を切り替えながら運用することなどは普通の人にはまず無理な話です。
( 運用について )
運用の練習とメンテナンスが何より一番簡単にできて大切なことです。
●近隣の町内会や消防団と打ち合わせ、緊急時に「このエリアでは、町内の捜索には特小のXからXチャンネル、避難所内連絡にはXからXチャンネル、配給関係はXチャンネル、消防団と避難所との連絡は登録局のXチャンネルを使う…」のように決めて統制をとっておくと混信を防ぎ、秩序だった通話ができるようになります。合同防災訓練等の機会に、この取り決めを元に通話練習をしたり、非常無線通信の最も優れたお手本の消防士さんに話し方のコツをコーチしてもらうなどしておくのもお勧めです。なお、非常通信の練習をするときは電波法で「訓練」を通話の頭につけるよう定められています。無線を偶然聞いた人が誤解して警察や消防に連絡することが無いようにするためで、「火災発生」「救急車を呼んでください」のような具体的な内容で通話をするときは必ず「訓練、火災が発生」「訓練、救急車を~」「以上で訓練を終わります。」のように通信してください。
●町内のイベントやボランティア活動などで、平時から積極的に無線機を使い、扱い方に日頃から慣れておくことも大変重要です。またこれは無線機の定期的なチェックにもつながり、故障しにくくなります。電気製品はていねいに使い続けることが一番良いメンテナンスで、使わずにしまっておくのがいざというときに一番不具合が出やすいものです。ゴムのアンテナやイヤホンマイクのスポンジ、ケーブルなどの樹脂も定期的に風に当てておかないと湿気を吸って加水分解し、いざというとき使えなくなる可能性があります。無線機器は乾いた日の当たらない、通気の良い場所で電池を外して保管してください。
●備蓄されている充電池や乾電池は特に痛んでいることが多いものです。電池は液漏れや過放電を避けるため必ず無線機から外して保管してください。電池類は無線機から外していても自然放電するのでバッテリーパックであれば定期的に充電残量を確認してください。但し充電しっぱなしもバッテリーパックの過充電から劣化しやすくなります。時々電源を入れて減電池表示が出るまで放電させてから、再充電するのがベストです。日頃のメンテを心掛けておかないと、いざというときせっかくの無線機が役に立たなくなります。
Q4.
アマチュア無線、特定小電力、デジタル簡易無線…どの無線機を選べば良いのですか?何が違うの?
A4.
用途によって選択肢が変わります。
*特定小電力無線【免許資格不要、一番簡単・手軽に使える一般連絡用の無線】
インカムとも呼ばれている小型の携帯型トランシーバーです。飲食店、携帯電話ショップなどの店員さんや交通整理のガードマンさん、クリニックのスタッフさんが持っていらっしゃるのをよく目にします。微弱電波で、屋外で数百メートル、屋内ではフロアをまたぐと通信できないこともあるような近距離連絡用ですが、免許や法律上の制限などの面倒が無く、買ったその場ですぐ使ってよい、もっとも手頃な無線機です。仕事でも、レジャーでも、日本国内であれば医療施設も含めてどこでも誰でも使えます(飛行機内など電気製品の使用に制限がある場所を除く)。一番安く、電話回線に依存せず、電池の持ちが良く、操作が簡単な無線で中小規模の店舗、大型施設や災害時の局地的連絡(同一部署間、避難所内…)などに最適です。電話のような同時通話が認可されているのもこの微弱電波の無線だけ、最近はドローン作業で3~4人の同時通話ができる機種が多用されています。
*デジタル小電力コミュニティ無線【免許資格不要、相手の方向と距離が表示される特徴ある無線】
一番新しい規格のライセンスフリー無線機です。特小同様、一切の手続きなしで使えます。もともと野生動物の監視、お年寄りや子供の見守り、遭難時の位置情報発信などを念頭に作られたカテゴリーの無線なので、お互いにGPSが受信できる場所に居れば、液晶に相手までの方向と距離がリアルタイムに表示されます。屋外で良く飛ぶ周波数帯を使用、送信パワーも特小より高いので、河川敷のような開けた見通しの良い場所なら2km程度通話ができますが、屋内では特小とあまり変わらない距離しか通話できません。上空使用ができるのでスカイスポーツにもお勧めです。
*デジタル簡易無線登録局【資格不要のハイパワー連絡用無線】
特小無線では届かない、免許が必要な簡易無線はしきいが高い、アマチュア無線では仕事の話ができない…こんな不満を解消するのが通称「デジ簡」無線です。自分でできる簡単な事前届をすれば、国内の陸・海上であれば仕事でもレジャーでも、だれでも使って良い便利なトランシーバーで、携帯型なら平地で3~4km、車載型ならアンテナ次第で10km単位の通話もできます。似たような名前のデジタル簡易無線「免許局」は、純粋に仕事連絡用に割り当てられるもので、無線局免許が必要になるほか、使用に特定の制限がありますので、間違えないよう十分ご注意ください。
*アマチュア無線【趣味のための無線で、一般連絡は禁止】
純粋に通信すること、そのための手段、設備、技術に工夫を凝らすことを趣味とする人たちのための無線です。使うにはアマチュア無線技士資格と無線局免許状を事前に取得する必要があり、いくら免許を持っていても、この無線を仕事の連絡に使うと罰せられます。例えば仲間内でアウトドアやサイクリング、ドライブなどのレジャーを楽しむための連絡用にアマチュア無線を使うことはできますが、通話する人全員がアマチュア局を開設しており、電波法が定める特定のルールに則った運用が義務付けられています。但し近年、電波利用の促進、地域社会への貢献とワイヤレス人材の育成を目的として、アマチュア無線業務の緩和が行われました。従来認められなかった報酬を伴う害獣駆除時のハンター間連絡、地域ボランティアや消防団などの補助通信手段、監督者が免許人であればその設備を使って資格がない人もアマチュア無線を体験できる、などです。詳しくは総務省Webサイトをご覧ください。
総務省電波利用Webサイト
アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方
アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)
*IP無線とアプリ無線【サブスク型、無線機の形をした携帯電話とスマホアプリ】
携帯電話回線やWi-Fiネットワークを電波代わりに通信するのがこのジャンルの無線です。このため資格不要、目的不問、通話距離も回線さえあれば全国どこまででも通話できます。電話と同じでチャンネルという概念がないので混信はゼロ、多数の無線が使われる工場や繁華街でもチャンネル探しの苦労がありません。もちろん無線機の「多数の人と一度に連絡できる、PTTスイッチで送受信切り替えがワンタッチ、交互通話でてきぱき話せる」などのメリットはそのままです。また通話者をあらかじめグループ登録するのが基本のアプリ無線で、特小や登録局と同様に「初めて出会った知らない人とも通話ができる」を実現したサービスもあります。
*特定小電力無線【免許資格不要、一番簡単・手軽に使える一般連絡用の無線】
インカムとも呼ばれている小型の携帯型トランシーバーです。飲食店、携帯電話ショップなどの店員さんや交通整理のガードマンさん、クリニックのスタッフさんが持っていらっしゃるのをよく目にします。微弱電波で、屋外で数百メートル、屋内ではフロアをまたぐと通信できないこともあるような近距離連絡用ですが、免許や法律上の制限などの面倒が無く、買ったその場ですぐ使ってよい、もっとも手頃な無線機です。仕事でも、レジャーでも、日本国内であれば医療施設も含めてどこでも誰でも使えます(飛行機内など電気製品の使用に制限がある場所を除く)。一番安く、電話回線に依存せず、電池の持ちが良く、操作が簡単な無線で中小規模の店舗、大型施設や災害時の局地的連絡(同一部署間、避難所内…)などに最適です。電話のような同時通話が認可されているのもこの微弱電波の無線だけ、最近はドローン作業で3~4人の同時通話ができる機種が多用されています。
*デジタル小電力コミュニティ無線【免許資格不要、相手の方向と距離が表示される特徴ある無線】
一番新しい規格のライセンスフリー無線機です。特小同様、一切の手続きなしで使えます。もともと野生動物の監視、お年寄りや子供の見守り、遭難時の位置情報発信などを念頭に作られたカテゴリーの無線なので、お互いにGPSが受信できる場所に居れば、液晶に相手までの方向と距離がリアルタイムに表示されます。屋外で良く飛ぶ周波数帯を使用、送信パワーも特小より高いので、河川敷のような開けた見通しの良い場所なら2km程度通話ができますが、屋内では特小とあまり変わらない距離しか通話できません。上空使用ができるのでスカイスポーツにもお勧めです。
*デジタル簡易無線登録局【資格不要のハイパワー連絡用無線】
特小無線では届かない、免許が必要な簡易無線はしきいが高い、アマチュア無線では仕事の話ができない…こんな不満を解消するのが通称「デジ簡」無線です。自分でできる簡単な事前届をすれば、国内の陸・海上であれば仕事でもレジャーでも、だれでも使って良い便利なトランシーバーで、携帯型なら平地で3~4km、車載型ならアンテナ次第で10km単位の通話もできます。似たような名前のデジタル簡易無線「免許局」は、純粋に仕事連絡用に割り当てられるもので、無線局免許が必要になるほか、使用に特定の制限がありますので、間違えないよう十分ご注意ください。
*アマチュア無線【趣味のための無線で、一般連絡は禁止】
純粋に通信すること、そのための手段、設備、技術に工夫を凝らすことを趣味とする人たちのための無線です。使うにはアマチュア無線技士資格と無線局免許状を事前に取得する必要があり、いくら免許を持っていても、この無線を仕事の連絡に使うと罰せられます。例えば仲間内でアウトドアやサイクリング、ドライブなどのレジャーを楽しむための連絡用にアマチュア無線を使うことはできますが、通話する人全員がアマチュア局を開設しており、電波法が定める特定のルールに則った運用が義務付けられています。但し近年、電波利用の促進、地域社会への貢献とワイヤレス人材の育成を目的として、アマチュア無線業務の緩和が行われました。従来認められなかった報酬を伴う害獣駆除時のハンター間連絡、地域ボランティアや消防団などの補助通信手段、監督者が免許人であればその設備を使って資格がない人もアマチュア無線を体験できる、などです。詳しくは総務省Webサイトをご覧ください。
総務省電波利用Webサイト
アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方
アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)
*IP無線とアプリ無線【サブスク型、無線機の形をした携帯電話とスマホアプリ】
携帯電話回線やWi-Fiネットワークを電波代わりに通信するのがこのジャンルの無線です。このため資格不要、目的不問、通話距離も回線さえあれば全国どこまででも通話できます。電話と同じでチャンネルという概念がないので混信はゼロ、多数の無線が使われる工場や繁華街でもチャンネル探しの苦労がありません。もちろん無線機の「多数の人と一度に連絡できる、PTTスイッチで送受信切り替えがワンタッチ、交互通話でてきぱき話せる」などのメリットはそのままです。また通話者をあらかじめグループ登録するのが基本のアプリ無線で、特小や登録局と同様に「初めて出会った知らない人とも通話ができる」を実現したサービスもあります。