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よくあるご質問

製品全般

無線機について

Q1.
法律が変わって使えなくなる無線、アルインコの製品ではどれですか?私のトランシーバーは大丈夫?
A1.
弊社製品に関しては電子事業部の各支店、サービスセンターとHPのお問い合わせフォームでご相談を承ります。但しメーカーは法律や保証業務に関する判断をする権限が無いため、内容によってはお答えの代わりに総合通信局や保証機関の連絡先をご案内させていただくことがございますので予めご理解ください。
下記のいずれかに該当する弊社製品をお使いであれば、注意が必要です。

【全数が対象になる機種/UHFアナログ簡易無線のデジタル化】

*簡易無線・小エリア無線
DJ-BU10CとDJ-BS10が全数該当します。
いずれもデジタル移行で348MHz、465/468MHzのアナログ割り当てが消滅しました。「アナログCHを使わなければいいんでしょ?」も間違いです。お済みでなければ速やかに無線局の廃局手続きと廃棄について無線機をお求めの商社・販売店またはお使いの機種のメーカーにご相談ください。

*パーソナル無線
ハンディ:DP-5 / DPR-6 シリーズ
モービル:DP-300 / DP-500

全数が該当します。パーソナル無線の割り当てが消滅しました。廃局届を総合通信局に提出してください。用紙は各総合通信局のHPでダウンロードできます。廃棄は小型家電製品に準じ、民間の廃品回収業者も引き取ってくれますが、再流通しないように製造番号などの銘板ラベルをはがし、電池やカバー類を外してから水に漬けるか、ハンマーやドリルで基板を壊してから廃棄される事をお勧めします。電池は地域のルールに従ってリサイクルしてください。

*デジタル&アナログ簡易無線免許局(3B DCR)アナログチャンネルを停波する改修が必要です。
DJ-BU50ADとDR-BM50ADが全数該当します。
停波のプログラミングと免許の変更(アナログchの閉局届)が必要になります。アナログ運用はされなくても改修・免許手続きがまだ終わっていないケースがあると聞きます。「販売店が廃業した」「どの業者から購入したか分からなくなった」などお困りの場合は今すぐにお使いの無線機のメーカーにご相談ください。

【対象になる機種を含む製品】

【2005年ごろまでにお求めいただいた下記の無線機】
2005年は愛知県で万博「愛・地球博」が開催され、「クール・ビズ」が普及し始めた年です。それ以降、新品でお求めいただいた機種は該当しません。

・429/1200MHz帯 特定小電力データ通信ユニット
・特定小電力トランシーバー
・アマチュア無線機


■ 429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信ユニット
対象製品のリストはこちらです。
429MHz/1.2GHz帯 特定小電力データ通信旧技適ユニットリスト
対象製品は経過措置が終了すると使えなくなります。使えるようにする修理や改造方法はありません。
・購入されたメーカーが自社製品の中に組み込んで販売される電子部品のようなものなので、弊社では最終のユーザー様や製品名を特定することができません。弊社の通信ユニットを採用されたことがあるメーカーのご担当者様はぜひ該当品リストの品番をご確認ください。代替品など技術的な相談も承ります。尚、特定のメーカー向けに専用供給したものは既に告知を済ませています。

■ 特定小電力無線トランシーバー
特定小電力トランシーバーの技適番号はこちらでご覧になれます。
特定小電力トランシーバーの新旧技適番号リスト
※このリストは2018年8月に作成されたもので、それ以降に発売された製品はリストしていません。ここに掲載されていない弊社製特定小電力トランシーバーは全て新技適で、継続してお使いになれます。

■ アマチュア無線機
旧技適、それ以前のJARL認定機種のリストはこちらでご覧になれます。
旧スプリアスのアマチュア無線機リスト
このリストに記載のないDJ-、DR-から始まる機種は新技適です。またDR-620やDR-635のように新旧が分かれる機種はご注意ください。このリストは旧スプリアス規格機のみ掲載しています。
詳しくはこちらもご参照ください。

Q2.
法律が変わって使えなくなる無線があると聞きました。わかりやすく教えてください。
A2.
本ページで現行品としてご紹介している無線機器はすべて、本件の対象ではありません。安心してご利用ください。
※ 生産終了品コーナーは除きます。対象製品の一部が掲載されています。

・国際的な取り決めにより2005年(平成17年)に日本でも、それまでの旧スプリアス規格で作られた無線機器は「電波環境の改善」のため、使用できなくなることになりました。トランシーバーだけでなく、コードレス電話、ワイヤレスマイク、ETCなど無線を使う機器全般が対象になります。特定小電力、パーソナル、アマチュア無線はこれに相当します。
・地上波テレビのデジタル化と同じ理由で、UHFのアナログ簡易無線は「チャンネルを増やして電波を有効利用」するためアナログからデジタルへの移行が決まりました。UHFアナログ簡易無線、小エリア無線がこれに相当します。
・取り換えの経過措置として、どちらも2022年11月末(令和4年)まではその使用が認められ、2021年に新型コロナウイルスによる経済的影響などからさらに延長されました。
 *UHF簡易無線のアナログ停波の経過措置は2024年(令和6年)11月末に終了しました。
 *特定小電力無線、ワイヤレスマイク、ETCなどの旧規格機種の使用停止期限は「当分の間、延長」とされていますが、使用停止の決定に変更はありません。

・特小無線などの使用停止期限についてお問い合わせをいただいても、弊社はお答えに必要な情報も権限もございません。
 法改正についてご不明な点があれば、お住まいのエリアを統括する総務省総合通信局の担当部署に直接お尋ねになるか、Webサイトをご覧ください。正しく対応しないと罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象となります。
Q3.
実用を始めたら通話実験したときより通話エリアが狭くなりました。どうして?
A3.
実験の時にマイク類は使わず、無線機を手に持っておられませんでしたか?導入後はマイク類を付けて、ベルトに止めたり、ポケットに入れたりしてお使いではありませんか?もしそうであれば、無線機を体に近いところに装着し、アンテナが低く、人体に近くなったことが原因です。アンテナはなるべく高く、開放空間にあるほうが通話距離にメリットがあります。人体は結構大きな電波障害物で、特に微弱な電波の特小やデジコミ無線では大きな影響があります。売り場にお客様が増えると通話しにくくなる、はよく聞くお話です。

●通話しにくいときは無線機を体から離して手で持ち、通話相手のいる方向を向いてください。
●アンテナは傾けず、なるべく垂直を保って人体に接触させないでください。
●導入前に実験されるときは、なるべく実用時に近い条件で行ってください。例えば昼間実験したときは良かったのに、夜になったら通話できない…は夜間シャッターや防火壁を閉める、近隣のお店でインカムを使い始める…というようなときに起こりがちです。また、すべての電気製品はノイズの原因になり得ますので、照明や電気製品もできるだけ実用状態にしてお試しください。
Q4.
外部マイクでVOX、PTTホールド、コールバックが使えません。故障ですか?
A4.
スピーカーマイクはイヤホンマイクとは回路が異なるため、PTTホールド、コールバック(イヤホンジャック使用時も含む)、VOXは使えません。また同時通話にも対応しません。

イヤホンマイクやヘッドセットでこれらの機能が使えないとお問い合わせを頂くのは、他社製品をお使いのケースです。サードパーティ製のマイクはPTTボタンを使った通話はできますが、VOXその他の機能は回路が異なるので対応しません。

弊社純正マイク類には必ずALINCOのロゴとEME,EMSから始まる品番が印字されています。
●同時通話ほかの機能に対応するマイクには、品番の末尾にAを付けています。(例:EME-29A、EME-64A)
●Aがないものは対応しません。(例:EMS-59,EMS-71)
Q5.
急にノイズが出て、通信、受信ができなくなりました。なぜ?
A5.
ある日を境に、今まで通話や受信ができていた環境と設定のままで、急に無線機や受信機にノイズが発生するようになった場合、外来の妨害電波が関係することがあります。このようなときはまず、場所や時間を大きく変えて正常に通信、受信ができるかお試しください。

例えば昼間は大丈夫だが暗くなってきたら強い妨害が出るという場合は照明器具、暑くなったら出るというときは空調機、のようにノイズが出るときに使っている機器をチェックしてノイズ源を特定することができる場合もあります。LED電球やソーラーパネルはAC/DC、DC/AC変換回路が搭載されており、強いノイズを出すことがあります。ほかにもパソコン、蛍光灯、湯沸かし器、モーターやコンプレッサを使う機器なども無線機のノイズ源となります。ノイズが出るようになった時期に、何か電気を使うような機器を導入していれば要チェック、です。ハンディ無線機の場合、グループコード ( トーンスケルチ ) を設定するとノイズを低減できることがあります。

固定の無線機にはACラインからのノイズも関係します。洗濯機を回しているとノイズが入るようなケースです。コンセントを変えてみる、ACラインフィルターを試すなどが考えられます。

最近のハイブリッドや電気自動車などもノイズが発生しやすい環境です。DCラインのノイズ、アースの不良などは対策用のDCラインフィルターや手軽に設置できるアースシート、ボンディング用ケーブルなどがアクセサリーメーカーから発売されています。販売店にご相談ください。
Q6.
〇X社製の△◇アンテナは使えますか?推奨のアンテナはありますか?
A6.
アンテナに関しても、多くのお問い合わせを頂きます。

弊社では、他社製のアンテナに関する検証は一部の斡旋品を除き、致しておりません。このため特定のアンテナを推奨することは原則しておりません。

民生品の無線機、受信機についてはアンテナメーカーから多彩な製品が発売されています。アンテナ選びは無線機専門販売店にご相談ください。特に車載や基地局用、固定局用のアンテナは固定金具 ( 基台 )、アンテナマスト、ステー、同軸ケーブル、アンテナコネクターなど小物類も必要になります。

信頼できるメーカー製のものは、特に明記が無い限り、周波数、耐入力、アンテナコネクター形状に適合するものであればメーカーを問わず弊社の無線機に接続できます。ただ、無線機メーカー製のハンディトランシーバーが純正品として採用するものを他社製トランシーバーにつなぐと、たとえば1W機用のものを5W機で使うことになって発熱して使えなかったというような事が起こり得ますのでご注意ください。

まれにアンテナメーカー製のアンテナ、コネクター付同軸ケーブル、コネクター変換アダプターが弊社製品とに適合しないのでは?といったご相談を受けることがあります。ホイップならアンテナのすそがボディまで届かず少しコネクターが見えている、M型コネクターの勘合が悪く感じられる、というようなことですが、相性問題の範囲であることがほとんどです。
※日本メーカー製の車載・固定局のM型は類似の海外規格のPLコネクターのねじ山と共用できるものが採用されることが多く、純正のMJ=MPの勘合より緩く感じられますが、しっかり締め付けてあれば電気的な性能は変わりません。

【重要】現行品ハンディ機に採用されているSMAコネクターと変換コネクターについて
BNC-J/SMA-PやMJ/SMA-Pのような変換コネクターを使うときは無線機側のSMAコネクターに掛かる負荷を十分考慮してください。重いアンテナや太い同軸ケーブルのストレスが直接無線機のコネクターに掛かると破損しますが、他社製品の使用は保証の対象外です。手持ちで使うときは基本、変換コネクター無しで使えるSMA-Pコネクターのアンテナをお使いください。同軸ケーブルを接続するときは、細い同軸で両コネクターをつないだ「変換ケーブル」を使うと負荷がコネクターに直接掛かりません。

他社製無線機では動作するのに、アルインコの無線機につなぐとまったく送受信できない、というような明らかな異常の場合は無線機を点検しますので、サービスセンターにご相談ください。他社製アンテナの点検はできません。
Q7.
防災連絡に使う無線機はどれが良いのですか?その運用について教えてください。
A7.
今般、かつて無く防災意識が高まっていることから、多方面より非常時連絡用の無線機選定や運用についてご相談を承ることが増えています。そのときにしばしばお話しする内容を以下に抜粋します。

【免許・資格不要】
基本は数百メートル程度の距離で通話できる特定小電力無線です。
遠くまで飛びすぎないことから混信を与え合うことが少ないので、非常時でも比較的チャンネルが確保し易く使いやすいこと、電波利用料のようなランニングコストが掛からないので備蓄時の無駄な出費が無いこと、操作がシンプルなこと、少ない乾電池で長時間の運用ができること、などが理由です。また医療機器に影響するような強い電波では無いので、病院でも使用が認められています。このため災害救護医療機器がある現場近くで使用できるのもメリットです。

屋外の使用に向くのがデジタル小電力コミュニティ無線です。
もともと野生動物の監視、徘徊や迷子の看視、要救助者の発見などを目的として考案された無線です。このため相手の位置情報が分かるGPS機能の搭載が義務付けられ、だれとでも通話できるよう、秘話機能はありません。0.5Wと出力が高く、障害物の無い平地なら2km程度通話できることもあり、多くの消防団で採用されています。GPSのおかげで通話相手の方角と距離が液晶上に表示されたり、無償のソフトを使って相手局の位置を地図上に表示したり、お互いを登録しあっておけば自分の無線機で相手局を送信させ、そのマイクで音を拾って応答が無い相手の周囲の様子を探るなど、防災連絡向きの特殊な機能も採用されています。屋内ではGPS信号が受信できないので、位置表示など一部の機能は使えなくなります。

使用申請が必要ですが、数キロ程度の通信距離をカバーするデジタル簡易無線登録局があります。
通信距離が長いだけに、遠くのユーザーと混信しやすく、チャンネルが増えたとはいえ、人口が多い地域ではいざというときに空きチャンネルが見つけにくくなる懸念があります。近くであれば1W、2Wでも通話できるので、パワーを下げてお互いに混信を減らし、電池の持ちもよくすることができます。登録局は工場やマンションのような、特小トランシーバーではカバーできない場所に向きますが、使用前に簡単な届け出が義務付けられ、使用していなくても1台当たり年間400円程度の電波利用料が発生します。医療機器の近くで使うときも電波障害を与えないよう注意が必要です。


【免許・資格必要】
免許 / 資格が必要ですが、アマチュア無線も有効です。
アマチュア無線技士資格と無線局免許が必要なアマチュア無線も、昨今の災害時への危機感から、日本アマチュア無線連盟がガイドラインを定めて非常通信のプログラムを立てており、各地域の無線クラブなどでもネットワークを構築されています。免許を持つハムであれば、そのような通信ネットワークにボランティア参加できます。昨今の法改正で、アマチュア無線を非常時の連絡ネットワークとしてさらに積極的に活用してもよくなりました。
総務省電波利用HP:アマチュア無線の社会貢献活動
日本アマチュア無線連盟:非常通信
とはいえ、非常時は免許が無くても無線機を使って誰でも通話して良いと勘違いされることがありますが、電波法上の非常通信はとても狭義なもので、非常通信を行ったら事後の届け出が義務付けられているほどです。目の前にさしせまった生命の危機があり、他に電話のような通信手段が無い限り、免許を受けた無線局(アマチュア無線、簡易業務無線免許局、タクシー無線…)を、免許人以外が、無線局の通信目的以外のために使ってはならないと定められていますのでご注意ください。

( 通話方式 )
携帯電話の普及で「無線通話はモシモシハイハイで話せる同時通話が便利」と思われる方が多いのですが、非常通信では「どうぞ、了解」式の交互通話が基本です。「多数が一度に連絡しあえる、情報をシェアできる、てきぱき用件だけ話す」が何より便利なためで、現場活動中の消防救急無線が交互通話であることが何よりの証拠です。「普段は同時通話、あるときは交互通話に切り替えて…」のように難しいことをご相談頂くことがありますが、非常時の厳しい環境の中で、使い慣れない無線機を、設定を切り替えながら運用することなどは普通の人にはまず無理な話です。

( 運用について )
運用の練習とメンテナンスが何より一番簡単にできて大切なことです。

●近隣の町内会や消防団と打ち合わせ、緊急時に「このエリアでは、町内の捜索には特小のXからXチャンネル、避難所内連絡にはXからXチャンネル、配給関係はXチャンネル、消防団と避難所との連絡は登録局のXチャンネルを使う…」のように決めて統制をとっておくと混信を防ぎ、秩序だった通話ができるようになります。合同防災訓練等の機会に、この取り決めを元に通話練習をしたり、非常無線通信の最も優れたお手本の消防士さんに話し方のコツをコーチしてもらうなどしておくのもお勧めです。なお、非常通信の練習をするときは電波法で「訓練」を通話の頭につけるよう定められています。無線を偶然聞いた人が誤解して警察や消防に連絡することが無いようにするためで、「火災発生」「救急車を呼んでください」のような具体的な内容で通話をするときは必ず「訓練、火災が発生」「訓練、救急車を~」「以上で訓練を終わります。」のように通信してください。

●町内のイベントやボランティア活動などで、平時から積極的に無線機を使い、扱い方に日頃から慣れておくことも大変重要です。またこれは無線機の定期的なチェックにもつながり、故障しにくくなります。電気製品はていねいに使い続けることが一番良いメンテナンスで、使わずにしまっておくのがいざというときに一番不具合が出やすいものです。ゴムのアンテナやイヤホンマイクのスポンジ、ケーブルなどの樹脂も定期的に風に当てておかないと湿気を吸って加水分解し、いざというとき使えなくなる可能性があります。無線機器は乾いた日の当たらない、通気の良い場所で電池を外して保管してください。

●備蓄されている充電池や乾電池は特に痛んでいることが多いものです。電池は液漏れや過放電を避けるため必ず無線機から外して保管してください。電池類は無線機から外していても自然放電するのでバッテリーパックであれば定期的に充電残量を確認してください。但し充電しっぱなしもバッテリーパックの過充電から劣化しやすくなります。時々電源を入れて減電池表示が出るまで放電させてから、再充電するのがベストです。日頃のメンテを心掛けておかないと、いざというときせっかくの無線機が役に立たなくなります。
Q8.
無線機を運転中に使ってもいいの?使うときの注意点はありますか?
A8.
運転中に無線機や受信機を直接手に持って操作すると、携帯電話同様に罰せられます。

●操作したり表示を見たりするときは、カーナビや携帯電話同様、必ず安全な場所に自動車を停車させてからにしてください。
●外の音が聞こえないような大音量でスピーカーを鳴らしたり、運転中にイヤホンやヘッドホンなどを使ったりすることも安全運転上の理由からほとんどの自治体で規制されています。
●車載無線機のハンドマイクやハンディ無線機用のスピーカーマイクを使用することは制限されていませんが、無線機の操作パネルを注視したり、通話で注意が散漫になったりして安全運転をおろそかにすると交通違反で罰せられます。

運転中は常に安全を最優先して頂くようお願い致します。
Q9.
バッテリーセーブ機能 ( BS機能 )とはどういうものですか?エコモードって?
A9.
電池で駆動するほとんどのハンディ無線機にはバッテリーセーブ機能 ( BS ) が搭載されています。見た目ではわかりませんが、回路に流れる電流を一定の早いサイクルで自動的にオンオフすることで、オフにしている時間が節電されます。10m/Sec~100m/Secの単位で瞬時にオンオフを切り替えるのが通常の動作ですが、昨今の機種では敢えてもっと長めのサイクルも選べるエコモードを搭載するものもあります。

弊社のアナログの特小無線機、アマチュア無線機、ハンディレシーバーではBSオンが初期値になっています。多くの機種でBSが動作しているときは「BS」のアイコンを表示させ、オンオフはセットモードで切り替えられるようにしています。ただしデジタル簡易無線やデジタル受信機ではBSオフが初期値です。

電池が長持ちするのは大きなメリットですが、以下のようなデメリットもあります。

●オフサイクルの時に信号を受信しても、受信回路が動かないのでオンサイクルになるまでの時間、音声が出ない「頭切れ」が起きます。エコモードはこの頭切れが通常モードより頻繁に、長い時間起きる可能性があります。但し一度信号を受信したら、その信号が消えても数秒程度はバッテリーセーブ動作に入らないので、テキパキ通信している間は頭切れは起きません。しばらく通話が無かった状態から通話を始めるときは、送信ボタンを押してから一呼吸おいて話し出すと頭切れを避けることができます。
●上記と同じ理由でオフサイクルの時にデジタル音声通信の信号を受信すると、デジタル信号の頭にあるデータが欠落して相手の無線機に認識されず、後ろの音声情報部分全体も無視されることがあります。このため、デジタル機種では工場出荷時はBSオフが初期値になっていたり、BS機能自体が搭載されていないものもあります。また、データ通信 ( アマチュア無線のパケット通信、航空無線のACARSデータ受信など ) でもデータが欠落して正しい情報交換ができないので、BS機能はオフにします。
●スキャン中や、同時通話時・受信中・スケルチオフなどで音声が出っぱなしの状態の時はBS機能は働きません。

※車載機や固定機は電池を気にする必要が無いので、通常はBS機能は搭載されません。
Q10.
付属品の充電スタンドや充電アダプターで送受信はできますか?
A10.
特定小電力無線機は、送信出力が低いため電流消費も少ないので、充電アダプター兼用で運用も可能なEDC-122のようなアクセサリーがあります。反面、アマチュア無線機、業務用無線機などハイパワー機では送信出力が大きくなるため電流消費が多く、整流されていないのでノイズなども発生します。直流安定化電源をお使いください。

*「受信機や、ハイパワー機の受信だけなら電流が少ないから、充電アダプターを利用しても良いですか?」とお尋ねを頂くことが非常に多いのですが、特に説明書に明記してある機種を除き、このような使い方はお勧めしていません。昨今のACアダプターはスイッチング方式が多く、スイッチングノイズの影響を受けやすく、特にデジタル簡易無線機は聴感上ノイズが聞こえませんが、悪影響は受けます。
また昨今はUSBタイプのアダプターに対応する機種もありますが、市販のUSBアダプターは小電流のものがあり、充電が遅くなったり、エラーが出るものもあります。

外部電源端子を使うために背面取り付け式のバッテリーを外した時は市販品の無線機ホルダーのようなもので無線機を固定しておくと放熱がよく、電池端子の保護にも有効です。

「充電スタンドを無線機スタンド代わりに使って、無線機を立てて使いたい」場合は、アダプターを抜いて、通電しない状態でお使いください。

特に説明書に明記されていない限り、充電スタンドや充電専用アダプターを運用に使って起きた不具合は、保証の対象外となりますのでご注意ください。
Q11.
充電できないのは故障ですか?
A11.
複数の無線機をお使いであれば、正常に動いている個体に動作不良の個体の電池を入れて充電する、疑わしい充電器に良い個体を乗せて充電する、電池パックを無線機から外して単体で充電する、など違う条件で試すことで電池、無線機、充電器、アダプターのどれが悪いのか不良の原因を特定できます。

外部電源端子がある機種では、付属の充電用ACアダプターやその機種用の別売充電器のACアダプターを外部電源端子に接続すれば本体の電源が入ります。これでACアダプターが故障していないかチェックできます。但し充電用アダプターを送信や長時間受信用として使うと故障の原因となるので、チェック以外の目的にはお使いにならないでください。
また、外部電源端子がある機種は、充電スタンドを使わないで外部端子から充電できることがあります。スタンドから充電できないときは外部端子から充電してみることで、スタンドの不良かどうか判断できることがあります。

機種によっては乾電池に充電させないよう、セットモードに充電を許可する、禁止する、のような項目を持っているものがあるので説明書を参照してください。
Q12.
リチウムイオン電池がふくれたように見えますが異常ですか?
A12.
リチウムイオン電池は構造上、劣化すると内部に炭化水素が発生してふくらみます。これはリチウムイオン電池の性質で、完全に防ぐことはできません。そのためバッテリーパックにする時、ある程度はふくらみも考慮した設計がされていますが使い方を誤ると膨張しやすくなります。特に長時間使わず放置(過放電)すると大変危険です。勘合が悪くなって取り外せなくなるうえ、無理に力を加えると最悪、発熱や発火の危険もあります。前項でご説明したように膨らんできた電池は寿命と割り切って、ご交換をお願いします。
Q13.
バッテリーパックの正しい充電方法は?
A13.
電池の充電は常温常湿の屋内で日光が当たらない場所、振動が無い場所が基本です。寒いと充電できず、暑い、日光が当たるなどは発熱、発火など大きな事故の原因になります。水滴がつくような湿った場所もショートなど事故や故障の原因になります。振動があると無線機と充電器の端子が接触不良(瞬断)になり、正しく充電できません。

また、自動車の12Vをシガーソケットから取りだして充電スタンドにつないで車内で充電したいとお問い合わせがありますが、おやめください。自動車のバッテリー電圧は上下します。車載機器はこの上下に耐えられるよう、入力電圧にある程度幅を持っていますが、定電圧のACアダプターで給電する充電スタンドはこのように大きな幅は持っていません。このためバッテリー電圧が高くなると充電スタンドが過電圧で故障することがあります。

満充電になったら充電器から外す
満充電になっても、充電状態のままだとトリクル充電(補充電)を行うものがあり、使用条件によっては過充電のもとになり、電池の劣化を促進することがあります。

使わないときはこまめに無線機から電池を外す
最近の機種の多くはスイッチで機械的に電源を切るのではなく、ソフトウエアで電源を入り切りします。このため、僅かですが待機電流を消費します。もちろん電池自体も自然放電しますが、電池を付けたままですとそれより多く消費します。放電した電池は劣化や液漏れの原因となります。

充電器に乗せたまま受信しない
機種にもよりますが、充電電流が無線機側で消費され、電池に流れないものがあります。また、「受信しながら充電可能」とうたっているものでも、上で述べたように過充電気味になり、電池に負担をかけることがあります。リチウムイオン電池を使う機種を満充電するときは必ず無線機の電源を切ってください。
Q14.
バッテリーパックの正しい使い方と保存方法は?
A14.
リチウムイオン電池もニッケル水素電池も空の状態で放置するのはおやめください。減電池表示が出たら正しく充電してください。使い捨ての乾電池は、使い切ったまま無線機に入れっぱなしにすると液漏れして修理ができなくなります。


ニッケル水素電池
規定電流で満充電したものを、継ぎ足し充電することなく使用してから満充電するサイクルを保つことが一番良い使い方です。もし「買ってからそれほど日が経たないけど、使える時間が減ってきたなぁ」とお感じでしたら、室温で電池を途中使用せず満充電、充電できたらすぐ放電するまで連続して使用(スイッチを入れたまま放置)、を2サイクル行ってください。このとき、電池が無線機や充電器と接触する端子をすべて、清潔で乾いた綿棒などで軽く拭き、目に見えない汚れを清掃してください。このリフレッシュを行っても改善しないときは電池の劣化が疑われます。リフレッシュ機能が付いた充電器なら、月に一度位、リフレッシュすることをお勧めします。リフレッシュのしすぎもよくありません。ニッケル水素電池を長期間使わないときは、3ヶ月を目安に減り具合を確認、減電池表示が出ていれば満充電にして、無線機から電池を外して乾燥した涼しい日の当たらない場所に保存してください。

リチウムイオン電池
50%程度の充電状態を保って保存するのが推奨されています。定格より低い電圧の放電状態、特に空の状態で保管すると再充電できなくなる可能性があり、逆に電圧が高いフル充電状態で長期保管すると使える時間が短くなる劣化を促進します。

無線機や電池類
室温の乾燥した環境で保管するよう心がけてください。冷蔵庫の中や直射日光が当たるような、極端な温度環境では保管しないでください。特にリチウムイオン電池は「必要なときだけ充電する、充電が終わったら充電器から外して使う、常に充電器につないだ状態にしておかない」「災害備蓄などでスペアの新品電池を保存する場合でも、時々通電して状態を確認する」に留意してください。
Q15.
バッテリーパックは何回充電できるの?
A15.
電池メーカーは色々な条件を細かく規定した上で約300回、とか約500回、のように表示していますが、これはあくまで目安です。普段からの充電方法、充電電流量、使用場所の気温や湿度、使う無線機の電流消費等々の条件によって電池の寿命はずいぶんばらつきますので、「回数や期間」よりも「体感的に新品の頃に比べて明らかに持ちが悪くなった」を目安に考えるほうが現実的です。

リチウムイオン電池は使用状態の良否にかかわらず、物理的に3年で体感できる程度に劣化します。「使っていなかったのに」とか「説明書通りに使っているのに」と不審に思われることがあるかもしれませんが、そのような性質の電池とご理解ください。また、長期間使用していると内部が劣化して発熱、発火の原因となることが知られています。詳しいメカニズムは「リチウムイオン電池 劣化 事故」などをキーワードに検索すると情報が得られますが、安全と製品のパフォーマンスを保つためにも5年をめどにお買い換えをお勧めします。
Q16.
どのくらいの距離で通話できるんですか?地下と10階とで通話できますか?
A16.
お問い合わせの中で一番多く、無線機メーカーとしては一番答えにくいご質問が通話距離に関するものです。

*電波は光と良く似た性質を持っています。光は手元で照らしても遮られたところは影になりますし、逆に高い開けたところからなら遠くまで、広い範囲に届きます。鏡に当たると反射もします。そう考えて頂くとイメージが浮かびやすいと思いますが、遮蔽物の多い場所や特殊な環境では壁やフロア1つで通話ができなくなることがある反面、ビルの上など遠くまで見通せる開けた場所からなら、びっくりするほど遠くと通話できます。また高い周波数の電波はビルの壁などで反射する性質を持っていますから、思わぬ方向に向くほうが通話しやすくなることも有れば、トンネルのような閉鎖的な空間では電波が干渉しあい、近距離でも通話できなくなることもあります。


【参考】通話実験の動画 ( 電子事業部公式YouTubeチャンネル )
ビルの屋内編 (デジタル簡易、特定小電力、デジタル小電力コミュニティ無線)


*特定小電力(出力0.01W/421-440MHz)
ロングアンテナタイプの機種ですと、建物の中で十数メートルから数十メートル、市街地で数百メートルが目安です。ショートアンテナですと、同じ条件でも、ロングアンテナの50%程度まで通話距離が落ちる場合があります。これは物理的に電波の入り口が狭くなるだけでなく、アンテナが使用者の人体や廻りの環境の影響をより大きく受けやすくなるためです。又、特小無線機のFAQに記載しておりますが、デジタルタイプや同時通話モードも有効通話エリアがアナログの交互通話モードに比べて狭くなります。中継器(レピーター)が使える無線ですから、対応する子機を選んでおけば、この助けを借りて通話距離を伸ばすことができます。
【参考】交互通話編 / 同時通話編


*デジタル簡易無線 登録局(出力5W/351MHz)
ハンディ機の5Wタイプで平地4km、1Wタイプで同じく2km弱程度です。建物の中も含めてアナログ5Wの8割程度、のような感覚でしょうか。これは、一旦データに置き換えられたデジタル信号が欠落する通信エラーが起きたとき、デジタルでは声が全く出てこなくなりますが、アナログはその点通信エラーが無く「りょう*い、*かい」と部分的にでも聞こえたら「了解と言ってるな」と人間の頭脳でエラー補正ができるためです。

車載・固定タイプでは屋根の上に良いアンテナが建てられることで、通話エリアは劇的に広くなることがあります。自家用車にホイップタイプのアンテナを付けた車同士で平地5km以上、郊外の工場建屋の屋上に上げた固定局用アンテナと近場を移動する自動車では10km程度、が目安になります。特に外部アンテナを使う場合はアンテナの種類や設置場所、ケーブルの太さや長さ、使用環境(山がち、都会のビル群のど真ん中などでは条件が大変悪くなります)で通話エリアは大きく変わります。
【参考】直線道路 ハンディ機編/ ビル街 ハンディ機編


*デジタル小電力コミュニティ無線(出力0.5W/142-146MHz)
屋外なら1km以上、実用的に使えます。もともと看視や遭難救助を目的として割り当てられた無線なのでGPSの搭載が必須(相手局の距離と方角が液晶に表示)、秘話はかけられない、1対1で個別呼び出しすれば他人に聞かれない通話が可能、などほかの連絡用無線とは異なる特徴がありますが、だれでも、目的に関係なく、国内の上空、海上でも使えます。また無償配布のソフトを使ってパソコン上に通話相手の位置情報を表示させることもできます。
屋内ではGPSが使えなくなりますが、特小より若干、通話エリアが広くなります。但しアンテナが体に接触するような使い方をすると通話エリアは極端に狭くなるので注意が必要です。
【参考】都心部編


*アマチュア無線(長波~マイクロ波、最大1000W)
実用性度外視の「趣味の通信」がアマチュア無線ですから、通話距離はあまり意味がありません。逆にアンテナや使える周波数、出力なども免許のクラスに応じて幅がありますが、上級免許と最適な設備さえ持てれば、ご近所から地球の裏側、ISS宇宙ステーションまで、交信できない場所はありません。
Q17.
使い方が分かりません!
A17.
まず取扱説明書を初めから読みながら製品に慣れてください。 専門用語などが使われているので初めは分かりずらいのですが、説明書に合わせてボタンを押したり表示を眺めたりするだけでも、少しずつ意味が分かるようになる場合が多いものです。また、例えばセットモードのように共通の操作が多ページに渡る場合、入り方は冒頭ページのみで説明しているため個別の項目説明を見てもわからないことがあります。必ず一度最初から最後まで通してお読みください。

操作が分からなくなった場合は「リセット」操作をして工場出荷時の状態に戻してください。リセットは、機種によっては機能だけを初期状態に戻すシステムリセット(又はパートリセット)と、メモリー周波数なども全て消してしまうオールリセットの2つが有ります。通常はシステムリセット(又はパートリセット)だけで初期化できます。
・リセットで消えたメモリーデータを復旧する機能は、無線機側にはありません。
・液晶表示色だけ、メモリーデータだけ、のような限定的なリセットができる機種もあります。説明書をご覧ください。

「こんなマークが出て、いつもと違う動作を始めた」という場合は、説明書の冒頭部分にある「ディスプレイの表示」の項目が参考になります。出ているマークの説明を見ると、それがどの機能を働かせたときに出るものかが分かるので、説明に従って機能をオフにしてください。

その上で、どうしてもお困りの点がございましたら弊社サービスセンターまでお電話で問い合わせください。その際は、電源が入る状態の製品を予めご用意ください。これがないと使い方のご説明はできません。

アルインコ電子サービスセンター
フリーダイヤル 0120-464-007
営業時間 10:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝/休業日を除く)。
Q18.
アルインコの無線機にリチウムイオン乾電池は使えますか?
A18.
現行製品のほとんどのトランシーバーでお使いになれますが、下記の機種にはお使いになれません。これらはLi-ion乾電池の初期電圧(1本あたり1.8V)が印加されると内部部品を壊す恐れがあります。弊社では乾電池は1.5V定格のアルカリ乾電池を標準にしています。このためリチウムイオン乾電池や乾電池型ニッケル水素充電池のように1.5V定格でないものやマンガン乾電池は、壊れはしなくても減電池表示が不正確になる、短時間で使用できなくなる、等の不都合が出る機種があります。指定以外の電池の使用は製品保証の対象外となりますのでご注意ください。

【お使いになれない機種】
特小トランシーバー
●DJ-PB20シリーズ
●DJ-CH3シリーズ
●生産終了品で単三乾電池3本が使用できるもの

作業連絡用無線
●DJ-M1R

ハンディ受信機
●全機種

※直近の機種には説明書にリチウムイオン乾電池、充電池の使用の可否を明示しています。本項はLi-Ion乾電池、充電池の使用をお勧めするためのものではありません。
Q19.
アルインコの無線機に乾電池型の充電池は使えますか?
A19.
【ご注意】
 この項目は本当にひんぱんにお客様からお尋ねを頂くために掲載しておりますが、社外品電池の使用をお客様にお勧めするためのものではありません。社外品をご使用になって起こる一切の不具合は保証の対象外とさせていただいておりますので、予めご了承ください。「ニッケル水素電池 正しい使い方」から検索すると、大手電池メーカーの、参考になるFAQなどがヒットしますので合わせてお読みください。

【 ! 重要 ! 】
本章はニッケル水素充電池(定格初期電圧1.2V)について説明しています。初期電圧が高いLi-ionタイプの単三形充電池はお使いにならないでください。初期電圧が高いため、故障の原因となります。
※昨今、Li-Ion乾電池、充電池に対応する機種も製品化しており、それらには説明書の電池に関する注意文に「使用可能」と明記しています。

 大手電池メーカーの充電式ニッケル水素単三電池(1.2Vタイプ、以下「電池」)は、電気的には弊社製特定小電力無線機とハンディ型受信機の多くでお使いになれます。但し、ニッケル水素電池をサポートしない機種では使用時間が極端に短くなる、減電池表示が正確に出ない等の不具合が出ます。また、注意しないと液漏れ、発熱や破裂など重大な事故に発展する可能性があり、このような電池をお使いになっての故障は保証対象外とさせていただいております。また、電池パックを作るための部品としての充電池が部品店で売られていますが、寸法がわずかに違うなどの問題があるため使えません。

:必ず電池はその電池メーカーが推奨する専用充電器で充電してください。弊社純正の充電器で社外品電池を充電しないでください。正しく充電できないだけでなく、故障や事故の原因になります。

:1号機にはこのペア、2号機はこのペアと電池にマーキングするなどして、必ず新品状態から、同じブランド、種類、容量の電池を常に同じ状態で充電してお使いください。異なる電池を混ぜて使うと劣化状態や電池残量のバランスが崩れてしまい、発熱・液漏れ・破裂の原因となります。全ての電池や電池を使う電気製品で「ブランド違いや新旧の電池を混ぜて使うな」的な注意書きがされているのはこのためです。

:単三アルカリ乾電池かLi-ionバッテリーパックのみをサポートする機種に電池を使うと減電池表示が不正確になります。(すぐに減電池表示が出ることがありますが、誤表示するだけで故障の原因にはなりません。機種によっては使用時間は短くなります。)ニッケル水素充電池を採用する機種は、電池設定でニッケル水素(Ni-MH)を選択すれば表示は正確に出ます。

完全に放電した電池(過放電)は充電しにくくなるなど不具合が起きます。減電池表示が出たら充電されることをお勧めします。数日でもお使いにならないときは、無線機から電池を抜いて保管してください。待機電流で電池が過放電するのを防ぐためです。逆に、ちょっと使ってすぐ充電、も過充電から劣化を促進します。

電池1本で使用する機種はコンパクトに作るために充電端子の当て方を工夫しており、一般の電池は充電できません。専用のEBP-179をお使いください。国内の大手電池メーカーから供給を受けている高級セルを使用しており、信頼性や性能は市販の電池と同等です。

※本項目は社外品電池をこれらの機種に入れて「充電できない」とお問い合わせ頂くことが非常に多いため掲載しています。社外品電池を弊社製充電器で充電することはおやめください。

また、アマチュア無線機やデジタルトランシーバー、レシーバーは特小トランシーバーと比べ電力消費がはるかに大きいため、お使いになれません。

Q20.
アマチュア無線、特定小電力、デジタル簡易無線…どの無線機を選べば良いのですか?何が違うの?
A20.
用途によって選択肢が変わります。

特定小電力無線【免許資格不要、一番簡単・手軽に使える一般連絡用の無線】
インカムとも呼ばれている小型の携帯型トランシーバーです。飲食店、携帯電話ショップなどの店員さんや交通整理のガードマンさん、クリニックのスタッフさんが持っていらっしゃるのをよく目にします。微弱電波で、屋外で数百メートル、屋内ではフロアをまたぐと通信できないこともあるような近距離連絡用ですが、免許や法律上の制限などの面倒が無く、買ったその場ですぐ使ってよい、もっとも手頃な無線機です。仕事でも、レジャーでも、日本国内であれば医療施設も含めてどこでも誰でも使えます(飛行機内など電気製品の使用に制限がある場所を除く)。一番安く、電話回線に依存せず、電池の持ちが良く、操作が簡単な無線で中小規模の店舗、大型施設や災害時の局地的連絡(同一部署間、避難所内…)などに最適です。電話のような同時通話が認可されているのもこの微弱電波の無線だけ、最近はドローン作業で3~4人の同時通話ができる機種が多用されています。

デジタル小電力コミュニティ無線【免許資格不要、相手の方向と距離が表示される特徴ある無線】
一番新しい規格のライセンスフリー無線機です。特小同様、一切の手続きなしで使えます。もともと野生動物の監視、お年寄りや子供の見守り、遭難時の位置情報発信などを念頭に作られたカテゴリーの無線なので、お互いにGPSが受信できる場所に居れば、液晶に相手までの方向と距離がリアルタイムに表示されます。屋外で良く飛ぶ周波数帯を使用、送信パワーも特小より高いので、河川敷のような開けた見通しの良い場所なら2km程度通話ができますが、屋内では特小とあまり変わらない距離しか通話できません。上空使用ができるのでスカイスポーツにもお勧めです。

デジタル簡易無線登録局【資格不要のハイパワー連絡用無線】
特小無線では届かない、免許が必要な簡易無線はしきいが高い、アマチュア無線では仕事の話ができない…こんな不満を解消するのが通称「デジ簡」無線です。自分でできる簡単な事前届をすれば、国内の陸・海上であれば仕事でもレジャーでも、だれでも使って良い便利なトランシーバーで、携帯型なら平地で3~4km、車載型ならアンテナ次第で10km単位の通話もできます。似たような名前のデジタル簡易無線「免許局」は、純粋に仕事連絡用に割り当てられるもので、無線局免許が必要になるほか、使用に特定の制限がありますので、間違えないよう十分ご注意ください。

アマチュア無線【趣味のための無線で、一般連絡は禁止】
純粋に通信すること、そのための手段、設備、技術に工夫を凝らすことを趣味とする人たちのための無線です。使うにはアマチュア無線技士資格と無線局免許状を事前に取得する必要があり、いくら免許を持っていても、この無線を仕事の連絡に使うと罰せられます。例えば仲間内でアウトドアやサイクリング、ドライブなどのレジャーを楽しむための連絡用にアマチュア無線を使うことはできますが、通話する人全員がアマチュア局を開設しており、電波法が定める特定のルールに則った運用が義務付けられています。但し近年、電波利用の促進、地域社会への貢献とワイヤレス人材の育成を目的として、アマチュア無線業務の緩和が行われました。従来認められなかった報酬を伴う害獣駆除時のハンター間連絡、地域ボランティアや消防団などの補助通信手段、監督者が免許人であればその設備を使って資格がない人もアマチュア無線を体験できる、などです。詳しくは総務省Webサイトをご覧ください。
総務省電波利用Webサイト
アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方
アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)


IP無線とアプリ無線【サブスク型、無線機の形をした携帯電話とスマホアプリ】
携帯電話回線やWi-Fiネットワークを電波代わりに通信するのがこのジャンルの無線です。このため資格不要、目的不問、通話距離も回線さえあれば全国どこまででも通話できます。電話と同じでチャンネルという概念がないので混信はゼロ、多数の無線が使われる工場や繁華街でもチャンネル探しの苦労がありません。もちろん無線機の「多数の人と一度に連絡できる、PTTスイッチで送受信切り替えがワンタッチ、交互通話でてきぱき話せる」などのメリットはそのままです。また通話者をあらかじめグループ登録するのが基本のアプリ無線で、特小や登録局と同様に「初めて出会った知らない人とも通話ができる」を実現したサービスもあります。