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よくあるご質問

製品全般

運用について

Q1.
〇X社製の△◇アンテナは使えますか?推奨のアンテナはありますか?
A1.
アンテナに関しても、多くのお問い合わせを頂きます。

弊社では、他社製のアンテナに関する検証は一部の斡旋品を除き、致しておりません。このため特定のアンテナを推奨することは原則しておりません。

民生品の無線機、受信機についてはアンテナメーカーから多彩な製品が発売されています。アンテナ選びは無線機専門販売店にご相談ください。特に車載や基地局用、固定局用のアンテナは固定金具 ( 基台 )、アンテナマスト、ステー、同軸ケーブル、アンテナコネクターなど小物類も必要になります。

信頼できるメーカー製のものは、特に明記が無い限り、周波数、耐入力、アンテナコネクター形状に適合するものであればメーカーを問わず弊社の無線機に接続できます。ただ、無線機メーカー製のハンディトランシーバーが純正品として採用するものを他社製トランシーバーにつなぐと、たとえば1W機用のものを5W機で使うことになって発熱して使えなかったというような事が起こり得ますのでご注意ください。

まれにアンテナメーカー製のアンテナ、コネクター付同軸ケーブル、コネクター変換アダプターが弊社製品とに適合しないのでは?といったご相談を受けることがあります。ホイップならアンテナのすそがボディまで届かず少しコネクターが見えている、M型コネクターの勘合が悪く感じられる、というようなことですが、相性問題の範囲であることがほとんどです。
※日本メーカー製の車載・固定局のM型は類似の海外規格のPLコネクターのねじ山と共用できるものが採用されることが多く、純正のMJ=MPの勘合より緩く感じられますが、しっかり締め付けてあれば電気的な性能は変わりません。

【重要】現行品ハンディ機に採用されているSMAコネクターと変換コネクターについて
BNC-J/SMA-PやMJ/SMA-Pのような変換コネクターを使うときは無線機側のSMAコネクターに掛かる負荷を十分考慮してください。重いアンテナや太い同軸ケーブルのストレスが直接無線機のコネクターに掛かると破損しますが、他社製品の使用は保証の対象外です。手持ちで使うときは基本、変換コネクター無しで使えるSMA-Pコネクターのアンテナをお使いください。同軸ケーブルを接続するときは、細い同軸で両コネクターをつないだ「変換ケーブル」を使うと負荷がコネクターに直接掛かりません。

他社製無線機では動作するのに、アルインコの無線機につなぐとまったく送受信できない、というような明らかな異常の場合は無線機を点検しますので、サービスセンターにご相談ください。他社製アンテナの点検はできません。
Q2.
無線機を運転中に使ってもいいの?使うときの注意点はありますか?
A2.
運転中に無線機や受信機を直接手に持って操作すると、携帯電話同様に罰せられます。

●操作したり表示を見たりするときは、カーナビや携帯電話同様、必ず安全な場所に自動車を停車させてからにしてください。
●外の音が聞こえないような大音量でスピーカーを鳴らしたり、運転中にイヤホンやヘッドホンなどを使ったりすることも安全運転上の理由からほとんどの自治体で規制されています。
●車載無線機のハンドマイクやハンディ無線機用のスピーカーマイクを使用することは制限されていませんが、無線機の操作パネルを注視したり、通話で注意が散漫になったりして安全運転をおろそかにすると交通違反で罰せられます。

運転中は常に安全を最優先して頂くようお願い致します。
Q3.
どのくらいの距離で通話できるのですか?地下と10階とで通話できますか?
A3.
お問い合わせの中で一番多く、無線機メーカーとしては一番答えにくいご質問が通話距離に関するものです。

*電波は光と良く似た性質を持っています。光は手元で照らしても遮られたところは影になりますし、逆に高い開けたところからなら遠くまで、広い範囲に届きます。鏡に当たると反射もします。そう考えて頂くとイメージが浮かびやすいと思いますが、遮蔽物の多い場所や特殊な環境では壁やフロア1つで通話ができなくなることがある反面、ビルの上など遠くまで見通せる開けた場所からなら、びっくりするほど遠くと通話できます。また高い周波数の電波はビルの壁などで反射する性質を持っていますから、思わぬ方向に向くほうが通話しやすくなることも有れば、トンネルのような閉鎖的な空間では電波が干渉しあい、近距離でも通話できなくなることもあります。

【参考】通話実験の動画 ( 電子事業部公式YouTubeチャンネル )
ビルの屋内編 (デジタル簡易、特定小電力、デジタル小電力コミュニティ無線)

*特定小電力(出力0.01W/421-440MHz)
ロングアンテナタイプの機種ですと、建物の中で十数メートルから数十メートル、市街地で数百メートルが目安です。ショートアンテナですと、同じ条件でも、ロングアンテナの50%程度まで通話距離が落ちる場合があります。これは物理的に電波の入り口が狭くなるだけでなく、アンテナが使用者の人体や廻りの環境の影響をより大きく受けやすくなるためです。又、特小無線機のFAQに記載しておりますが、デジタルタイプや同時通話モードも有効通話エリアがアナログの交互通話モードに比べて狭くなります。中継器(レピーター)が使える無線ですから、対応する子機を選んでおけば、この助けを借りて通話距離を伸ばすことができます。
【参考】交互通話編 / 同時通話編

*デジタル簡易無線 登録局(出力5W/351MHz)
ハンディ機の5Wタイプで平地4km、1Wタイプで同じく2km弱程度です。建物の中も含めてアナログ5Wの8割程度、のような感覚でしょうか。これは、一旦データに置き換えられたデジタル信号が欠落する通信エラーが起きたとき、デジタルでは声が全く出てこなくなりますが、アナログはその点通信エラーが無く「りょう*い、*かい」と部分的にでも聞こえたら「了解と言ってるな」と人間の頭脳でエラー補正ができるためです。

車載・固定タイプでは屋根の上に良いアンテナが建てられることで、通話エリアは劇的に広くなることがあります。自家用車にホイップタイプのアンテナを付けた車同士で平地5km程度、屋上に上げた固定局用アンテナと近場を移動する自動車では10km程度、が目安になります。ただし外部アンテナを使う場合はアンテナの種類や設置場所、ケーブルの太さや長さ、地形や大きな障害物の有無で通話エリアは大きく変わります。
【参考】直線道路 ハンディ機編/ ビル街 ハンディ機編

*デジタル小電力コミュニティ無線(出力0.5W/142-146MHz)
屋外なら1km以上、実用的に使えます。もともと看視や遭難救助を目的として割り当てられた無線なのでGPSの搭載が必須(相手局の距離と方角が液晶に表示)、秘話はかけられない、1対1で個別呼び出しすれば他人に聞かれない通話が可能、などほかの連絡用無線とは異なる特徴がありますが、だれでも、目的に関係なく、国内の上空、海上でも使えます。また無償配布のソフトを使ってパソコン上に通話相手の位置情報を表示させることもできます。
屋内ではGPSが使えなくなりますが、特小より若干、通話エリアが広くなります。但しアンテナが体に接触するような使い方をすると通話エリアは極端に狭くなるので注意が必要です。
【参考】都心部編


*アマチュア無線(長波~マイクロ波、最大1000W)
実用性度外視の「趣味の通信」がアマチュア無線ですから、通話距離はあまり意味がありません。逆にアンテナや使える周波数、出力なども免許のクラスに応じて幅がありますが、上級免許と最適な設備さえ持てれば、ご近所から地球の裏側、ISS宇宙ステーションまで、交信できない場所はありません。
Q4.
使い方が分かりません!
A4.
まず取扱説明書を初めから読みながら製品に慣れてください。 専門用語などが使われているので初めは分かりずらいのですが、説明書に合わせてボタンを押したり表示を眺めたりするだけでも、少しずつ意味が分かるようになる場合が多いものです。また、例えばセットモードのように共通の操作が多ページに渡る場合、入り方は冒頭ページのみで説明しているため個別の項目説明を見てもわからないことがあります。必ず一度最初から最後まで通してお読みください。

操作が分からなくなった場合は「リセット」操作をして工場出荷時の状態に戻してください。リセットは、機種によっては機能だけを初期状態に戻すシステムリセット(又はパートリセット)と、メモリー周波数なども全て消してしまうオールリセットの2つが有ります。通常はシステムリセット(又はパートリセット)だけで初期化できます。
・リセットで消えたメモリーデータを復旧する機能は、無線機側にはありません。
・液晶表示色だけ、メモリーデータだけ、のような限定的なリセットができる機種もあります。説明書をご覧ください。

「こんなマークが出て、いつもと違う動作を始めた」という場合は、説明書の冒頭部分にある「ディスプレイの表示」の項目が参考になります。出ているマークの説明を見ると、それがどの機能を働かせたときに出るものかが分かるので、説明に従って機能をオフにしてください。

その上で、どうしてもお困りの点がございましたら弊社サービスセンターまでお電話で問い合わせください。その際は、電源が入る状態の製品を予めご用意ください。これがないと使い方のご説明はできません。

アルインコ電子サービスセンター
フリーダイヤル 0120-464-007
営業時間 10:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝/休業日を除く)。